フィンランドと日本の共通点を10個ほど【知れば知るほど似てる!】

日本人にとって、フィンランドという国自体あまりなじみのない方も多いかもしれません。

しかし実は、フィンランドはヨーロッパの日本とも言われたりするほど、日本と共通点の多い国として知られています。フィンランドと日本は一体どのような点で似ているのでしょうか?

この記事では、フィンランドと日本の意外な共通点を10個ご紹介しています

ー本記事の内容ー
  • フィンランドの文化
  • フィンランド人の性格
  • フィンランド人の自然との関わり方
  • 食事の共通点
  • 言語の共通点


以上の観点からフィンランドと日本の共通点を見ていきましょう。


フィンランドと日本の10個の共通点

フィンランドと日本の10個の共通点2
  1. 家では靴を脱ぐ
  2. 裸の付き合いがある
  3. 人との距離が遠い
  4. おとなしい性格
  5. 時間厳守
  6. 正確な交通ダイヤ
  7. 森林面積
  8. 自然は神聖な場所
  9. サーモン文化
  10. 言葉の音


一つずつ見ていきます。

家では靴を脱ぐ

フィンランドと日本の10個の共通点


外国人は家で靴を脱がないというイメージが日本人にはあるかもしれません。しかしフィンランド人は違います。

フィンランド人が家に入るときには、日本人と同じように靴を脱いでから家に上がります。土足は厳禁。

しかし、日本の家のように玄関と廊下の区別ははっきりしておらず、ドアの近くで靴を脱いでおいておくというイメージです。

なんではっきりさせないんだろうっていつも思います……。

それでも玄関付近では靴を脱ぐので日本人にとって親しみやすい文化です。

でも、財布を忘れた時やわざわざ靴を脱ぐのがめんどくさい時は、そのまま土足で部屋の中を歩き回ることはよくあります。

裸の付き合いがある


フィンランドと言えばサウナ!
フィンランドと日本には、温泉とサウナという裸のお付き合いの文化が共通しています。

日本人は温泉に入るとき恥ずかしがったりしませんよね?
初めは驚きましたが、フィンランドでも裸への抵抗はほとんどありません。
フィンランドではサウナの文化が強く根付いているため、日本人同様裸の付き合いが存在するのです。

公共のサウナで、混浴の場合は水着の着用が普通ですが、個人宅や友達を招いてサウナに入る場合は男女であろうとも裸で入るのが基本。

家族でサウナに入ることも普通なので、日本人のお風呂の感覚とよく似ていますよね。

思春期の女の子が「もうお父さんとは一緒に入りたくない」という現象?も日本と同様によくある光景なのだそうです。

追記:そういえば先日友人宅に招かれて、サウナとパリウ(露天風呂)を経験してきました。
初めて会う人もいたので、この日はさすがに水着を着用していましたね。

北欧の人はヨーロッパの中でも体が大きい人が多い印象で、ガタイも良い。
私はガリガリの貧弱ボディなので、体を作ってこなかった過去の自分に天誅を与えたかったです……。

筋トレします。

人との距離が遠い

外国人のあいさつはハグやキス

なんてイメージの方も多いかと思いますが、フィンランド人は初めて会う人とは日本人同様に会釈や握手をします。フィンランド人も日本人同様にパーソナルスペース(相手との距離感)が広いのです。

始めから相手との距離を詰め過ぎないところが日本人に通じるところがありますね。仲良くなるとハグをするようになりますが、初めての場合は目を見て握手が基本です。

控えめな性格

フィンランドと日本の10個の共通点4

「シャイ」「物静か」「謙虚」「礼儀正しい」 「自己主張が控えめ」

これはフィンランド人の性格を表したものです。

日本人の性格を表したものと言っても成立しそうですよね。※もちろん個々によって性格は違いますが。

フィンランド人の友達に会ったときは、握手から始まり、会話では謎の沈黙が何度も発生し、レストランではウェイターの指示があるまでお会計を待っていました。

自己主張は控えめに。これぞフィンランドという経験でした。

フィンランドでは会話で謎の沈黙が流れるのは当たり前で、だれも気にしていません。

ただ私は気になってしまうので、この沈黙は大丈夫なんだろうかといつも思います、、、

もしフィンランド人と会う機会があったら、自分から話を振ってあげる、または沈黙を一緒に楽しむのもいいかもしれません。

時間厳守


フィンランド人は時間に厳しいです

オーストラリアやスリランカ、南米の人たちは約束の時間という概念はあるのか?と思うほど毎回時間に遅れてきていましたが、フィンランド人は約束した時間には必ずやってきます。

日本では10分前や5分前行動は当たり前(人によりますが……)なので、フィンランド人と行動していると時間のストレスはほとんどありません。

実際に、オンラインフリーマーケットでベッドを売り、引き取り主が家に訪れた際も10分前には到着していました。

日本人とよく似ていますね。

公共交通機関に遅れがない


日本の公共交通機関の正確さは世界でも有名ですが、フィンランドも負けてはいません。

国民性として時間厳守は当たり前という考え方が基本なので、フィンランドの公共交通機関は時間通りでストレスを感じることがありません。

海外を旅していると、電車やバスの遅れは日常茶飯事ですが、フィンランドでは日本と同様時間通りに公共交通機関を利用することができます。

森林面積がほぼ同じ

フィンランドと日本の10個の共通点7

フィンランドの森林面積は約73%
日本の森林面積は68.5%

森林・林業学習館参照


このようにフィンランドと日本の森林面積はどちらもおよそ7割と森の多い国同士です。

一方、両国とも森林面積は同じくらいなのですが、フィンランドは山がありません。

いわゆる森は町中からでもアクセスが良い場所にあるのですが、高低差のある山がないので不思議な感覚になります。

登山好きの私にとってはちょっと物足りないです。

自然は特別な場所


フィンランド人にとって自然は特別な場所です。エブリマンズライトという自然との共生を促進する法律があるほど。

日本人にとっても自然は昔から神聖な場所で、日本中さまざまな信仰が存在します。
山では山の神様が祀られ、海では畏敬の念を感じずにはいられません。

フィンランド人にとっても日本人にとっても自然は何か特別なパワーを感じる神聖な場所なのです。

サーモン文化

フィンランドと日本の10個の共通点9


日本人の典型的な朝食一と言えば、焼き鮭定食。

フィンランドでも一般的な料理にサーモンをよく使用します。
サーモンスープやサーモングリル、サーモンのカルパッチョなどはフィンランドでも人気のメニュ―です。

魚をよく食べる国民性という点でもフィンランドと日本はよく似ています。

言葉の音が似ている


フィンランド語と日本語は、比べてみると文法は全然違いますが、中には音がよく似ているものがたくさんあります。

例えば、

  • kani(カニ) 日本語ではカニですが、フィンランド語ではウサギを意味します。
  • hana(ハナ) 日本語では花、鼻ですが、フィンランド語では水道を意味します。
  • asu(アス) 日本語では明日ですが、フィンランド語では服装を意味します。
  • kamu(カム) 日本語では噛むですが、フィンランド語では友達を意味します。
  • unten suru(ウンテンスル) 日本語では運転するですが、フィンランド語では悲しい夢を意味します。
  • センタッキ(そう聞こえる)日本語では洗濯機ですが、フィンランド語ではなぜならばを意味します。

どうして同じような音なのに意味が違ってくるのか不思議でなりません。

フィンランド語を勉強している身からすると、音が似ているので日本語のイメージが先に出てきて困ります。

まとめ:やっぱりフィンランドと日本は共通点が多かった。

まとめ:やっぱりフィンランドと日本は共通点が多かった。


記事のポイントをまとめておきます。

  1. 家では靴を脱ぐ
  2. 裸の付き合いがある
  3. 人との距離が遠い
  4. おとなしい性格
  5. 時間厳守
  6. 正確な交通ダイヤ
  7. 森林面積
  8. 自然は神聖な場所
  9. サーモン文化
  10. 言葉の音



ヨーロッパの国フィンランドでこれだけの共通点があると、なんだか他人事とは思えなくなりますね。

追記1:フィンランドでは犬も似ていました

Finnish Spitz(フィニッシュスピッツ)というフィンランド原産の犬種があるのですが、ほぼ柴犬です。知りませんでしたー、、。

コメントをいただいて調べてみたのですが、素人目だと柴犬とどこが違うのか分からないほど似ておりびっくり。

ちなみにフィンランドでは柴犬を飼うことが流行っているようで、よく見かけるのですが、もしかしたらフィニッシュスピッツだったのかも、、、。

また、まだまだこんなに似ている所があるよ、というご意見・感想ありましたら、コメント欄にて教えてください(^^)

今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。