VPNサービスの利用を検討している人は、VPNサービスは果たして合法なのか、と気になりますよね。
結論を急ぐと、使う国と人による。という回答になります。
VPNは、インターネット上のプライバシーを保護でき、地域制限のかかったコンテンツやサービスの制限を迂回しアクセスできるといったメリットを合法的に使う人がいる一方、VPNを著作権の侵害に利用したり、犯罪に使ったりする人もいるのが現実です。
VPNの利用が合法な国で犯罪行為に利用しなければ合法ですし、VPNが違法な国ではVPNを利用すること自体で罪に問われます。
本記事では、VPNサービスは合法なのかどうかについて実例をあげながら解説しています。
VPNサービスはアメリカでは合法なのか?

VPNの利用は、アメリカの法律では合法とされており、使うことに全く問題はありません。
実際、多くの会社がVPNを社員に提供し、会社のネットワークへの安全な接続を提供しています。
GoogleもVPNサービスを提供していることで有名です。
しかし、VPNを利用して以下のような違法行為をしている人がいるのも事実。
- 著作権の侵害に利用:実際個人が特定されることはまれだが、違法行為なのは事実。
- ダークウェブでの売買:ダークウェブへのアクセスはトーアがよく使われるが、VPN接続を利用してのアクセスも増えてきている。VPNを利用していようがいまいが、違法な物品の購入は違法。
- ハッキングやストーキング、ネットいじめ:VPNはインターネット上での匿名を提供しますが、上記違法行為をするためのものではありません。VPNの利用にかかわらず犯罪は犯罪。
つまり、VPNを使っていないときに合法の行為は、VPNを使っていても合法であり、VPNを使っていないときに違法な行為は、VPNを使っていても違法だということになります。
VPNサービスは日本では合法なのか?

日本でのVPN利用は合法です。
日本は、アメリカとの同盟国ということもあり、アメリカと同じ判断となりVPNを合法としています。
VPNの利用を規制していたり、禁止している国では、情報統制のためインターネットへのアクセス事態を規制していたり、使えないサービスがあったりしますが日本はまずそんなことありませんよね。
現状、自分の好きなサイトやサービスに自由にアクセスできています。
国内のVPNサービスに関しては、筑波大学が提供しているVPNGateがあったり、インターリンク社他多数の企業がビジネスを展開してるので、VPNサービスの合法的な使用は問題ありません。
VPNの利用が制限されていたり禁止されている国
では実際にどの国ではVPNの利用自体が違法とされているのか。
世界中のほとんどの国でVPNの利用は合法とされている中、いくつかの国では禁止されていたり制限がかけられていたりします。
VPNの利用について厳しい制限をかけている国では、得てして国民が自由にインターネットへアクセスすることを望んでいません。
- 中国 厳しい制限
- 北朝鮮 違法
- イラク 違法
- ベラルーシ 違法
- アラブ首長国連邦 厳しい制限
- エジプト 厳しい制限
- トルコ 厳しい制限
- ロシア 違法
上記の国ではVPNの利用が厳しく制限されていたり、禁止されているのでVPNの利用には注意が必要です。
以下、もう少し詳しく上記国のルールを見ていきます。
VPNの利用 | 状態 | |
---|---|---|
中国 | 厳しい制限 | VPNを使って中国国外のコンテンツにアクセスすることは、中国政府により厳しくコントロールまた監視されており、難しい。しかし、国際ビジネスの観点から合法ではある。 VPNプロバイダーは中国政府からのライセンスが必要。 理由:グレートファイアウォールによる国内情報の監視とコントロールのため。 |
北朝鮮 | 違法 | 北朝鮮は中国の情報統制をさらにグレードアップさせたレベルの厳しい監視とコントロールを敷いている。 ほどんどの国民はインターネットにアクセスすることすらできない。 その代わりに北朝鮮専用のインターネットを利用している。 基本的には高階層の政府の役人のみ、制限のないインターネット環境を持つ。 もし北朝鮮でVPNを使うと、罪に問われる可能性がある。 理由:中国同様国民の情報統制が目的とされる。 |
イラク | 違法 | イラクは様々な形式のインターネット監視網を敷いている。VPNを利用することは違法。 イラクの情報検閲は中国や北朝鮮のもとほどではないが、VPNユーザーを捕まえたり、罪に問うことが出来る。 理由:イラクは国民に海外の情報になるべく触れさせないようにしているため。 政府は中国のように情報一つ一つを検閲するのではなく、基本的に特定のアプリやウェブサイトをブロックしている。 |
ベラルーシ | 違法 | 匿名利用に関するインターネット利用は違法だと考えられている。 トーアやVPNの利用は2015年より違法となっている。 |
アラブ首長国連邦 | 厳しい制限 | アラブ首長国連邦では、Voice over IP (VoIP)などのアプリケーションのクラス全体を許可していません。 ただし、VPN は犯罪を犯すために使用されない限り合法です。 理由:UAE のインターネット制限の多くは、「道徳的価値観」に反してコンテンツの禁止を強制するのが目的。 ポルノ、ビデオ通話、政治的にデリケートなコンテンツはすべてブロックされます。 |
エジプト | 厳しい制限 | アラブ首長国連邦と同様に、エジプトは不道徳と考えられる特定の種類のアプリをブロックしている。 ただし、VPN 自体は違法ではない。 理由:ビデオ通話とVoIPアプリなどは、道徳に反すると見なされているため、禁止されています。 エジプトでは、インターネットをオフにしたり、厳しく制限したりすることが過去何度かありました。 VPNの制限は、不道徳なコンテンツへのアクセスを防ぎ、情報取り込みの制御のため、献身的に行われている。 |
トルコ | 厳しい制限 | トルコ政府は、ふさわしくないと思われるあらゆる種類の Webサイト、アプリ、コンテンツをブロックしている。 VPNの使用自体は合法だが、多くのプロバイダーがブロックされている状況。 理由:トルコは、世界で最もSNSへのアクセスが制限されている国の1つ。 Twitter、Facebook、YouTube、Wikipediaなどの主要なプラットフォームへのアクセスは不可。 Webサイトは通常テロ防止を目的としてブロックされている。 政治的にセンシティブと見なされるコンテンツのサイトもブロック対象。 |
ロシア | 違法 | 現在までにロシアは一貫して市民の情報収集に対する統制を強化してきた。 2017年よりにVPNの利用は禁止されている。 |
上記の国がすべてではないですが、情報管理に厳しい国でのVPN利用は自己責任かつ控えたほうが良いのかなと。
VPNを利用してストリーミング再生すること
上記の国以外での利用であれば基本的には違法ではありません。
しかし、動画配信サービス会社の規約には反している可能性があるので自己責任での利用とはなります。
アカウントの制限や停止につながることも無きにしも非ずなので、その点は注意が必要かと。
ちなみに私はVPNを利用してコンテンツを視聴していますが、アカウントの停止等の対処を受けたことはありません。
海外からだと、NetflixやHuluなど多くの動画配信サービスはブロックされていて日本のコンテンツは視聴不可ですので、VPNサービスは本当に重宝しています。
ストリーミング向けのVPNサービスは【2023年比較】VPNのおすすめ5サービスを実際に購入してガチで比べてみました!にて詳しく解説していますので、参考にどうぞ。
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