
- 自分ってなんのために働いているんだろうか?
- 本当にやりたいことが分からない。
- 夢も希望もない。
これは全て以前の私の悩みです。
希望の職種で希望の会社に就職したはいいものの、「これじゃない感」に悩まされ、精神的に追い込まれていました。
結局は自分の問題。
人に話を聞いてもらったところで解決するわけもなく、悩んだ挙句、私は本に正解を求め続けました。
悩んだ時期に読んだ本は200冊以上。
本に背中を押されてた私は会社を辞め、当時唯一の希望だった「世界一周」へと出発。
自分の人生に本当に必要なものへの道筋が見え、今はフリーランスとして自分のリズムで生活しています。
義務教育では公式や試験に合格する方法は学べますが、人生で本当に大切なものを教えてくれる授業はありませんし、考える時間もありません。
少なくとも私はそうでした。
生き方が分からなくなったら、一度立ち止まって、じっくり人生と向き合う時間を作ることは大切ですよ。
本記事では、そんな生き方に悩み、生き方が分からない20代へ向けて、今読んでおくべき本を14冊ご紹介します。
- 凝り固まった考え方をぶっ壊す3冊
- こんな生き方もあり?な7冊
- “働く”を見つめなおすための4冊
生き方が分からない20代が今読むべき本14選

- 凝り固まった考え方をぶっ壊す3冊
- こんな生き方もあり?6冊
- ”働く”を見つめなおす4冊
本記事の一部作品は、アマゾンのオーディブルやKindle unlimitedにて無料で読む事ができます。立ち読み感覚で試してみるのはありですよ。
それでは項目ごとにみていきます。
生き方が分からない20代へ①:凝り固まった考え方をぶっ壊す3冊
これからどうやって生きていこう。
なにがしたいかわからない。
そんな人はまず現状の凝り固まったアイデアを壊すところから始めましょう。
日本の常識は海外では通用しませんし、自分の常識は他人にとっては非常識なこともあります。
知らず知らずのうちに積み上げていた思い込みを、1回リセットすることがこれからの生き方のヒントになりますよ。
自分が信じていることを疑う勇気
今まで自分が当たり前だと信じてきたこと。
それって実は正しくないんじゃない?
そもそも常識って?
今まで疑問に思ったことや、疑問にすら思わなかったこと。
そんな当たり前を真正面からぶった切ります。
-心に刺さった一節-
私たちは「自分の見たいもの」だけを見て生きています。しかし多くの人々は、「自分の見たいもの」がホンモノなのか、きちんと確認していません。それが、「お金持ちになったのに幸せじゃない」という状況を生み出す原因です。私たちに間違った目標(ゴール)を目指させるのは、私たちの脳です。
引用:自分が信じていることを疑う勇気
今まで何となく周りに流されて生きてきた人は、一度常識をリセットするために必要な1冊ですよ。
空想教室
町工場でもロケットを飛ばしたい!!
「どうせ無理」を覆し、夢をかなえてなお突き進む筆者が、「好き」を追い続けるマインドセットを教えてくれます。
TEDにも登壇しており、このスピーチを観終わった後、気が付いたらポチっていました。
-心に刺さった一節-
「いい会社とは、どんな会社ですか?」と質問すると、大人たちが分かりやすく教えてくれました。
引用:空想教室
「いい会社とは、安定していて、楽をして、お金をもらえる会社だよ。」
納得がいきません。なぜなら勉強をすればするほど、能力が身に付くはずだからです。せっかく身に付けた能力を、なるべく使わないようにするために、勉強しろと言うのです。なんじゃそりゃと思いました。わかんなくなっちゃいました。
あなたのまわりには、自分でやったこともないのに頭ごなしに「無理」だと言ってくる人はいませんか?
この本を読めば、自分の「好き」を続ける小さな勇気が湧いてきます。
アルケミスト-夢を旅した少年-
言わずと知れた旅人のバイブル的1冊。
児童書として世界的にベストセラーになっていますが、本書のポイントは物語ではなく人生における”前兆”との向き合い方。
”前兆”ってなに?おいしいの?
そう思った方は人生生き急いでいる可能性大です。
少々スピリチュアルな考え方ですが、分かる人にはわかる名著です。
-心に刺さった一節-
「世界最大のうそって何ですか?」・・・
「それはこうじゃ、人は人生のある時点で、自分に起こってくることをコントロールできなくなり、宿命によって人生を支配されてしまうということだ。それが世界最大のうそじゃよ。」
まわりの目を気にしてなかなか動けない人へ。
「自分の人生」と「周りが自分をどう思うか」。
どっちが大切ですか?
自分をしばっているのは、自分自身ですよ。
生き方が分からない20代へ②:こんな生き方もあり?な7冊
世の中には自分の想像のななめ上を行く生き方をしている人がたくさんいます。
しかし、彼らの生き方はメジャーな生き方ではないため、きっかけがないとなかなか知ることができません。
ここではいわゆる普通の会社員ではない、一風変わった生き方をしている人。
でもこんな生き方もありかも。
そんな本を7冊ご紹介します。
減速して自由に生きる ダウンシフターズ
30歳で脱サラし、放浪、その後34歳で暇な店をコンセプトに”たまTSUKI”というバーを開業。
社会システムから降りて自分探しが終わった筆者の物語。
世の中に物があるれ過ぎていることへの疑問。
いい高校、いい大学、いい会社へ進む事への疑問。
当たり前の社会への疑問を感じている人は共感ポイント満載です。
-心に刺さった一節-
モノが増えるほど、それぞれのモノたちを使う時間もまた減ってゆくのです。
引用:減速して自由に生きる ダウンシフターズ
引用:減速して自由に生きる ダウンシフターズ
生きていて息苦しい!自分に負けちゃいけない!転げ落ちたら終わり!這い上がろうにもムリ!あきらめながら生きるしかない!世の中そういうもんなんだから仕方ない!こんな自分でいいのか!死んだ方が楽かもしれない!
ひとつでも当てはまった方へ。
人生、上に上に行くだけが正義じゃないです。
“ダウンシフト”という嘘みたいな道がありますよ。
20代で隠居 週休5日の快適生活
隠居って老人のすることじゃないの?
そう思ったそこのあなた。
固定概念ガチガチかも。
週2日働いて、あとは人生をゆっくり楽しむ筆者の隠居生活を記した一冊。
”週5で働いて週末休む”の概念が崩壊しました。
-心に刺さった一節-
まあ、やりたいことが私にやられたいなら、あるとき向こうからやってくるだろう。ひねり出そうとしている時点でヘンである。何もないなら何かそのへんのことをやっとけばよし!
引用:20代で隠居 週休5日の快適生活
当時、何かやりたいんだけど、何がしたいかわからない状態だった僕の心に突き刺さりました。
新卒の若者が、毎日12時間以上働いて、土曜日も休日出勤で駆り出され、日曜はどこにも行かずに死んだように眠っている、という話を、今でも時々本人や家族から聞いたりしますが、断じて言い続けます。それは、フツーじゃありません!
引用:20代で隠居 週休5日の快適生活
フツーじゃない生活をしてるかもしれないと思った方。
隠居生活を覗いて、肩の力抜いていきましょうよ。
僕はお金を使わずに生きることにした
1年間お金を一切使わないと決め、実行したアイルランド人のマークさんの実験。
「お金」は人間による世紀の大発明であると同時に、人間は「お金」のしもべであることに警笛を鳴らし自らが実験台に。
お金は人を幸せにもするし、不幸にもする。
知っていたようでわかっていなかった真実を自給自足の生活と共に掘り下げていく1冊です。
-心に刺さった一節-
貧困とはおかしな現象である。必ず金銭的に定義され、他人のかせぎとの比較で決められる。お金をほとんど持たず、公式に「極貧」と分類されながらも、非常に幸せな人だっている。高い給料をもらっているのに、うんと不幸な場合だってある。つねに「もっと」を欲しがる人は、どんなにかせいでも貧しいままだし、今ある物に満足している人は、いつだって自分が豊かだと感じることだろう。
世界一周に旅立つ前に読んでいて、内容はすっかりと忘れていたのですが、今読み返すと知らないうちにかなり影響を受けていました。
衣食住の当たり前がひっくり返ります。
自分を信じて生きる
実は日本にも通じるところがある、インディアンの考え方を知る入門書。
実際にラコタ族の居留地区で生活をした筆者が、現代人が見失ってしまった生きることの本質をインディアンの知恵をもとに丁寧に解説。
-心に刺さった一節-
人は、ゲットする(得る)ことに固執すると、心が消耗する。ギブ(与える)ことで、心の中の大切な何かを、本当は得ているのだ。
時には急ぎ足になることももちろん大切。
でも、ずっと急ぎ足であることが当たり前になってしうと、「今起こっていること」を沢山見落としていることに気が付かなくなってしまいます。
青春漂流
「夢は逃げない、逃げるのはいつも自分だ」の著者であり、自由人の高橋歩さんが紹介されていた本、の中で紹介されていた本です。
正直本自体は30年前に発行されていて古い。
でも熱い!!
本物は時代が変わっても本物。
ナイフ職人、精肉職人、染織家など普段の生活ではお目にかかれない仕事に情熱を燃やす方々の、信念や葛藤が赤裸々に紹介されています。
「働くことの根本」「挑戦することの根本」は時代を経ても色あせません。
今読んでも先人の言葉が生きている名著です。
-心に刺さった一節-
自分の人生を自分以外の何ものかにかけてしまう人がどれほど多いことか。自分以外の誰か頼りになれる人、頼りになれる組織、あるいは、自分自身で切り開いていくのではない状況の展開などなど。他社の側に自分の人生を賭ける人が、世の大半である。
引用:青春漂流
登場人物たちはみな元落ちこぼれ。
既存のルールが面白くなく落ちこぼれた。
それでも自分の道を見つけ挑戦する姿に胸が熱くなります。
こんな生き方もありなんだ!!
そう思えた1冊です。
半農半Xという生き方
半農半X、、、なんじゃそりゃ?
要約すると、現代版兼業農家的な生き方。
半分は健康的で小さな農のある暮らしに足を突っ込み、半分は自分の好きなことをナリワイにする。
収益を分散させていく方法論です。
兼業農家と言えば、昔からあるごく一般的な生き方ですが、半農半X、、、あーなるほど、こんな生き方もあるのね。
と目からウロコが落ちました。
これからはスラッシュワーカー的な生き方で、収益のリスクヘッジをしていく時代です。
あやうく一生懸命生きるところだった
40歳を機に「今日から必死に生きないようにしよう」と決めた韓国人の筆者。
日本よりも激しい競争社会が繰り広げられる韓国社会で生き抜くためには、相当なストレスと対峙していかなければなりません。
しかし、必死になって社会で競争を続けた先には何があるのでしょうか?
「必死になって一体どこに向かっているのだろう?」と筆者は気がつきます。
周りと比較してなんとか見栄を張って生きた先で”自分”は心から人生を楽しめているのか。
「この生き方で正しいのか?」
「幸せになるために頑張ってきたけど、どんどん不幸になってない?」
国は違えど、社会的に抱えているストレスの質は似ており、参考になる1冊でした。
人生立ち止まっても、ペースを落としても大丈夫。
生き方が分からない20代へ③:”働く”を見つめなおす4冊
高校を卒業したら就職、大学・大学院を卒業したら就職。
働くということは、学生時代から決められている当たり前の進路。
でもさ、”働く”って一体なんなのさ?
就職すること=働くことではないよね。のヒントがもらえる4冊をご紹介。
自分の仕事を作る
デザインやモノづくりに携わっている人たちへのインタビューをもとに、いいモノを作っている人の働き方や生き方にせまる。
1つの分野を突き詰めて見えてきた普遍性は、すべての人に通じています。
-心に刺さった一節-
個人を掘り下げることで、ある種の普遍性に到達すること。
引用:自分の仕事をつくる
・・・「自分の身体により近い足下の場所で、いろんなものを積み上げていくことが大事なんだと思う。いまの社会は全員が余所のもので余所のことをやっていて、その結果誰も幸せになっていない感じかするんだな。」
自分をいかして生きる
「仕事」は「人生」と、「働き方」は「生き方」と背中合わせで、ほかの誰も肩代わりすることができない一人ひとりの生直結している。
引用:自分をいかして生きる
このような書き出しから始まる本書は、自分の人生何がやりたいのかわからなくなってしまった僕に、生き方のヒントをドバドバと注いでくれました。
天職ってなに?そんなの本当に実在するの?
実際、このような悩みを抱えている人は多いと思います。
-心に刺さった一節-
僕は先に、お客さんでいられないこと、それだけではおさまらないようなことの足元に、一人ひとりの「自分の仕事」の鉱脈があるんじゃないかと書いた。他の人には任せたくないこと。思わず手が伸びて、掴みにゆくような衝動が生じること。それは思考というより、存在から湧き上がってくる動きだ。
引用:自分を生かして生きる
そしてそれが、成果に至るひとつながりの働きとして他社や社会に差し出される時、その人ならではの、掛け替えのない「自分の仕事」になるんじゃないかと思っている。
生き方が分からなくなった人は、本書へ寄り道することで、結果的に人生の近道を歩くことになるはずです。
なんのための仕事?
人はなんのために仕事をするのでしょうか?
お金のため?夢のため?人を助けるため?
自分が何のために今の仕事をしているのか。
当たり前のようで、深堀出来ている人は少ないと思います。
-心に刺さった一節-
「何がしたいの?」とか「何になりたいんだ?」という問いに対するわからなさや、わからない自分の不甲斐なさに耐えられないとき、その答えをつい他人から仕入れるように獲得してしまいそうになることがあるのではないか。
引用:なんのための仕事?
植えたそれが自分の土壌にうまく馴染んで育ってゆくこともあるだろう。けれど、もし自分の中に既にあるものを種から育ててみたいのなら、稲庭さんが言うように「何を好きなのか、知るための時間をきちんと持つこと」が大切だと僕も思う。
ナリワイをつくる 人生を盗まれない働き方
「そもそも仕事は自分でつくるものだった」という見出しをみたときに、ハッとさせられました。
会社で働いている人を悪く言うつもりはこれっぽちもありませんが、会社に人生を盗まれている人がいることは事実。
人生に余裕をもたせるために、これからは一人が3個くらいはナリワイを持っている面白いよねって話。
複業推進本です。
-心に刺さった一節-
いきなり「ナリワイ」だけで生計を立てるのは難しいかもしれない。しかし、会社勤めでも、就業に差し支えない程度に、一個付け足すぐらいは誰にでもできる。一個でも「ナリワイ」を持つことができれば、それまで収入を完全に会社に依存していたときとは全く違う景色が見えるはずである。それは、生きる自信につながる。
引用:ナリワイをつくる 人生を盗まれない働き方
今のご時世、複業でお小遣い稼ぎは比較的カンタンにできます。
メルカリで物を売ったり、クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサービスで仕事を得たり。
「働き方は一つじゃない」を教えてくれますよ。
まとめ:生き方が分からない20代は本を読むと道がみえるかも

本記事で紹介した本をまとめます。
- 自分が信じていることを疑う勇気
- 空想教室
- アルケミスト
- 減速して自由に生きる
- 20代で隠居 週休5日の快適生活
- 僕はお金を使わずに生きることにした
- 自分を信じて生きる
- 青春漂流
- 半農半Xという生き方
- あやうく一生懸命生きるところだった
- 自分の仕事をつくる
- 自分をいかして生きる
- なんのための仕事?
- ナリワイをつくる 人生を盗まれない働き方
生き方がわからない。
真面目な人ほど、そんな悩みにぶつかるのかもしれません。
私は本に助けられて、旅に出て、人生の軸がわかりました。
たかが本、されど本です。
今将来のことで悩んでいる人のお役に少しでも立てれば幸いです。
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