純日本人が英語を話せるようになるまでに踏んだ7つのステップ

英語の勉強を始めたけど、このまま続けて本当に話せるようになるのかな…?英語が話せるようになるまでには何をすればいいの?どれくらいの期間がかかるの?


このような方へ。

英語が話せるようになりたいと思いいざ勉強を始めてみると、実際何をして、どれくらい勉強すれば英語が話せるようになるかがとても気になりますよね。

私もそうでした。

英語が話せるようになるまでは、自分のやっていることの方向性が気になって、いつもググっていました。

なんとか努力の甲斐あって、海外で生活していても特に不便だと思わないくらい英語が話せるようになったので、その過程を共有します。


本記事では、純日本人の私が英語を話せるようになるまでに踏んだ7つのステップを解説しています

本記事の内容
  • 日本人が英語を話せるようになるまでの7つのステップ
  • 英語が話せるようになるまでの道筋を確認。


今だからわかるのですが、当時の私は英語が話せるようになるまでの明確な道筋が見えていませんでした。つまり、努力の方向を間違えていたわけですね。

どこに向かって努力するのかがわかっていないと、努力は報われません。

しかし、努力の方向さえ間違えなければ、英語は結局ただの言葉ですから誰でも話せるようになりますよ。

それでは見ていきましょう。

純日本人が英語を話せるようになるまでの7つのステップ

純日本人が英語を話せるようになるまでの7つのステップ
  • モチベーションの確保
  • ランゲージパートナーをつくる
  • 身の回りの物を英語で説明できるようにする
  • 参考書の浮気をしない
  • オンライン英会話に登録
  • カタカナ英語を克服する
  • 自分の声を録音する


一つずつみていきます。

ステップ①:英語へのモチベーションの確保

純日本人が英語を話せるようになるまでの7つのステップ1


何をするにしても、モチベーションを確保し継続出来れば挫折なんてありえません。

実際、モチベーションの維持が一番難しいんですよね。

英語の学習においても、モチベーションの維持はとても大切です。

私の場合かなり不純な動機でした。

“白人の彼女が欲しい”
“英語を話せるってめちゃくちゃかっこいいなー”


こんな感じですね。

「白人女性・かっこよさ」にフォーカスした欲望丸出しのモチベーション。汗

しかし私のような欲望丸出しのモチベーションでも継続すれば、英語を話せるレベルまで到達出来ました。

モチベーションの維持がいかに大切で大変なことかわかりますよね。

正直モチベーションがないと始まらないので、その他の例を載せておきます。

  • TOEICや英検、IELTSなど資格英語のスコア
  • 洋画を字幕なしで観られるようになる
  • 洋楽を歌詞カードなしで理解したい
  • 世界中を旅したい。


モチベーションはなんでも大丈夫です。

初めは小さなモチベーションでもやり続けるうちに確固たるものへと進化していきます。

英語学習には時間がかかりますので、自分の欲望に忠実なモチベーションを確保してくださいね。

ステップ②:ランゲージパートナーをつくる。

純日本人が英語を話せるようになるまでの7つのステップ2


ランゲージパートナーとは、英語を使って会話ができる友達のことです。

英語学習のモチベーションを保つには、常日頃から英語を使うことのできる友達の存在がとても大切です。恋人ならなおのこと良しですね。

1人で勉強するのもいいですが、ランゲージパートナーの存在は英語学習を進めるうえで、圧倒的な近道だと今ならわかります。

とは言っても、ランゲージパートナーなんてどうやってつくればいいのかな?


いきなり外国人に話に行けるという鋼のメンタルの持ち主は、外国人の集まるバーに行ったり、交流会に参加して話しかけていれば、自然と友達ができるので大丈夫でしょう。

さすがにむりかなー。


それに外国人が集まる環境なんて近くにないよ、そんな方もいるかと思います。

そんな方にはitaki(アイトーキ)がおすすめです。

世界中の色々な言語を学ぶ人たちが登録しており、簡単にランゲージパートナーを見つけることができます。

ちなみに私は2年ほど使用していました。

日本人の需要は実はかなりあって、登録するだけで勝手にメッセージがきたりします。
その中で気の会いそうな人と、skypeやwhats upを交換して外国人とのコネクションを整えます。有料のレッスンもありますが、友達を探すだけであれば無料で利用できますよ。

私は【itaki】で知り合った何人かと仲良くなり、実際にスペインやイタリアに会いに行ったり、日本に来てくれたりもしました。相手も日本語を勉強中なので、恥ずかしがる必要は全くありませんよ(^^)

ステップ③:身の回りの物を英語で“説明”できるようにする。

純日本人が英語を話せるようになるまでの7つのステップ3


英語で説明していく練習はめちゃくちゃオススメです。

会話とは”説明”と”質問”のラリーと考えます。


例えば以下のイメージ。

How are you? (調子はどう?)という質問に対して、
I’m good(いい感じだね)という自分の“説明”

How was your weekend? (週末はどうだった?)という質問に対して、
It was great! I went to ○○. (最高だったよ!○○に行ってさー…)という週末の“説明“


“話す”という意識から、“説明”するという意識に変えるだけで、英語で話すというハードルがグっと下がったきがしませんか?

練習方法を紹介します。

例えば、今自分の部屋にいると想定して、その周りには何がありますか?
テーブルの上には何が置いてありますか?


テーブルの状態や、テーブルに置いてあるものをできる限り“説明”していきます。
すごく簡単に思える練習ですが、意外と言葉に詰まりませんか?

例.
部屋にテーブルがあり、その上にはコップが3つ。
そのうち2つにはコーヒーが、残りの一つは空だとします。

There is a table which has 3 cups. Two of them have coffee and the other one is empty.


こんな感じで説明していきます。

この調子で目に映るものを、できるだけ英語で”説明”できるように練習していくのです。むやみやたらに単語帳ばかり勉強するよりも、よっぽど英語でものを言えるようになります。

最初はなかなか思うようにできませんが、“これってなんていうのかな?”と思ったら、その都度調べたり、ランゲージパートナーに聞いたりして、使える表現や単語を増やしていきましょう。

ステップ④:参考書の浮気をしない

純日本人が英語を話せるようになるまでの7つのステップ4

ポイントは、“積読”をしないという事。


参考書を買うのが楽しいという人もいると思います。

その気持ちとても分かりますよ。

私も何冊も買いました。

しかし心を鬼にして、一冊(単語帳1冊、文法書1冊)自分の信じたものを使い続けてください。

何回も、何十回も、何百回も

そして、自分で選んだ参考書の内容を自由に使えるようになったら、次のレベルの参考書を探しましょう。一つを突き詰めたほうが、色々と手を出すよりもはるかに効率が良いです。

ちなみに私のオススメの単語帳は【DUO3.0】

高校受験で有名な単語帳ですが、受験勉強だけで使うのをやめるのはかなりもったいないですよ。

音声を使用した使い込みで効果が表れ、英語の基礎を作るにはとてもいい本です。

Duoでやったこと
  • 記載されている全ての単語を見た瞬間にわかるようにする。
  • 音源があるので、聞いた瞬間に意味が分かるようにする。


逆に言えば、Duoくらい聞き取れないとネイティブとの会話なんてとても聞き取れません。なぜなら、まず教材の会話のスピードは実際の会話に比べてはるかに遅いから。

そして実際の会話の中では、スラング(はやりの言葉)や固有名詞が頻発し、そこにアクセント(なまり、方言)が加わります。

まずは市販の音源をしっかり聞き取れるようになりましょう。

文法書でおすすめなのは
【English grammer in use】

英語で書かれているので、中級者以上向けです。
時制や前置詞など、日本人にはとっつきにくい文法が理解できるようになります。

もしくは【一億人の英文法】

初心者の方はまずこちらから。

こちらも日本人にはわかりづらい時制や前置詞などの文法が、”感じるように”わかるようになります。現在完了、過去完了、未来完了などが分からないままになっている人は一度手に取ってみることをおすすめします。


ステップ⑤:オンライン英会話に登録。

純日本人が英語を話せるようになるまでの7つのステップ5


ランゲージパートナーはあくまでも友達。

正しい英語を身に付けるためには先生にみてもらう必要があります。

オンライン英会話なら時間もお金も節約できるので登録必須です。

オンライン英会話の使い方
  • フリートークで自分の英語の進み具合を客観的にチェックしてもらう。
  • 自分が使えるようになった単語や表現を使って行く場として利用する。


授業の進行を先生に任せるのもいいですが、受動的な姿勢になると効果が半減します。

私は、ランゲージパートナーオンライン英会話の予定を隙間なく入れ、毎日英語に触れる機会を意識的に作っていました。オンライン英会話はフィードバックを毎回貰えるのでオススメです。

私はDMM英会話をメインで利用していました。

無料体験レッスンが2回受講できますので、試してみると外国人と話す感覚がわかりますよ。はじめは全然話せないと思いますが、その都度使える表現を一つずつ積み上げていけば、必ず話せるようになります。


ステップ⑥:カタカナ英語を克服する。


ここからは少しレベルが上がります。まず日本の発音の教育は酷いです。
私が学んだ英語の授業では先生の発音が、素人目に見ても

「これはダメでしょー」

ってレベルでした。学校の英語の先生でも、海外に一年も行っていない人はざらです。
そのため、発音は自発的に矯正していくしかありません。

いわゆる日本人のカタカナ英語。これは伝わらない事が多いです。

話していて、伝わらないと、悔しいしなんだか恥ずかしいんですよね。

そこで私はアメリカ英語を土台とした、Understandable English (誰にでも通じる英語)を意識して発音矯正しました。

世界一周を通して、1000人以上の人とコミュニケーションをとってきましたが、僕の英語が伝わらなかったことはなかったです。さらに、ゲストハウスで働いていた時も、

“こんなに英語を話せる人がいてくれてよかった。”
“君の英語はExceptionalだね。(例外的に上手いね)”


と言われるようになりました。

私は発音を【英語喉】使用して矯正していきました。英語喉では声の出し方から勉強します。

ー音の出し方の違いー
  • 日本語は口で話すイメージ。
  • 英語は喉で話すイメージ。


ネイティブがどのように発音しているかがとても理解しやすい一冊です。


ステップ⑦:自分の声を録音する。

純日本人が英語を話せるようになるまでの7つのステップ6


録音もレベルが高い話ですが、自分の英語を自分で聞いてみるという作業はとても大切です

同じ文章を話すネイティブと自分の英語は何が違うのか。

ネイティブとの違いを分析して、少しずつネイティブの発音に近づけていきます。

私はiphoneのボイスレコーダーを使用したり、専用のボイスレコーダーを購入して、ひたすら自分の声を録音していました。

気持ち悪いですよね?…笑

でも発音向上には必須の手順なんですよ。

番外編:英語が話せるようになるまでにかかった時間

正直、英語が話せるようになるまでの時間は個人差でしかありません。

それを言っちゃあ野暮だとは思うんですが、本当にそうなんですよね。

とはいえ、それでは参考にならないので・・・

私の場合、英語が話せているという兆しが見え始めるのに8ヶ月かかりました。

私は日本で英語の勉強をしていましたが、らちが明かず。現地へ飛ぶのが一番早いんじゃないのとの結論に至り、オーストラリアでワーキングホリデーをしていました。

日本で基本的な英文法は一通り身につけるも会話は全くできない状態で渡豪。

オーストラリアでは会話とリスニングに全振りしました。

しかし、オーストラリアの英語なまりとネイティブの会話スピードは想像のはるか上を行く難易度で、なかなか慣れない毎日。

それでも英語の勉強とコミュニケーションを続け、私が英語を話せるようになってきていると感じたのは、現地で生活を始めて約8か月後のこと。

ある日を境にというわけではないのですが、会話の最中に相手の英語が頭に浮かぶようになったんですよね。英文が見えると言いますか。ようやく耳がネイティブの英語に慣れてきたと実感しました。

そして、その浮かんできた英文を翻訳せずとも英語のまま意味が入ってくる状態になっていることに気がついたんです。

もちろん100%ではありません。60~70%くらいです。

それでも、聞こえてくる英語を意識して翻訳せずとも、自動的に会話の流れが理解できるようになったので、返答を考える時間が飛躍的に多くなりました。

返答を考える時間に余裕ができると、今までよりも深い会話ができるようになっていきました。

完全にターニングポイントだったなと。

8ヶ月目以降は少しずつ話せる英語の量を多く、出来るだけ長い英文を話せるように意識していました。

あくまで私の経験からですが、まずは聞こえてくる英語が自動的にわかるレベルにリスニングレベルが到達すると、飛躍的に英語が話せるようになります。

私の場合はオーストラリアへ渡豪後、約8ヵ月でした。

現地で、英語漬けの生活をしつつ8ヶ月ですので、日本で身につけるとなると、相当ストイックに詰め込まないと1年以上はかかると思います。

目指しているレベルにもよりますけどね。

私は、ネイティブの英語が理解でき、現地での生活に不便がないレベルを目指していました。ちなみに帰国後のTOEICは850点でした(出発前は450点)。

まとめ:純日本人でも英語が話せるようになるまでの道のりがわかれば話せるようになる。

まとめ:純日本人でも英語が話せるようになるまでの道のりがわかれば話せるようになる。


記事のポイントをまとめます。

  1. モチベーションを確保する。
  2. ランゲージパートナーをつくる。
  3. 身の回りの物を英語で“説明”できるようにする。
  4. 参考書の浮気をしない
  5. オンライン英会話に登録する。
  6. カタカナ英語を克服する。
  7. 自分の声を録音する。

英語が話せるようになるまでの道筋としては上記のイメージです。

上記7ステップを乗り越えると、英語の土台ができるイメージです。
(①~⑤までで話すことはできるようになっています。)

7ステップが出来たら、あとはその土台に肉付けするように、使える単語・表現・フレーズを少しずつ増やしていきます。

細分化すると簡単に聞こえますが、やはり英語が話せるようになるまでには時間がかかります。

“これで本当に成長しているのかな?”

“話せるようになっているのかな?”

不安に思う日々もありますよね。

しかし継続さえすれば、必ず話せるようになるのが英語。

もし、英語や旅に関する質問やアドバイスが欲しいときは、気軽にメッセージ下さい。

全力でサポートしますよ。

最後にもう1点大切なことを。
”できるだけ沢山ミスをしましょう。”

言葉に完璧はありません。
ネイティブも間違えます。

間違えたって誰も気にしません。
一番気にしているのは“あなた“自身です。

伝わればいいんです。

ミスが気にならなくなった頃、英語が話せるようになっています。

それでは、道のりは長いですが、頑張っていきましょう(^^)

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