- 海外からメルカリに出品しようとすると、エラーになって出品できない。
- 出品する方法を探している。
- 海外からメルカリはつかえないのかな?
このような方へ。
結論:VPNサービスを利用すれば海外からでもメルカリへのログイン・出品可能です。
とはいえ全てのVPNサービスでメルカリが使えるわけではないのでご注意を。そもそもVPNサービスを知らない、使ったことがない方もいますよね
そこで当記事では、海外からVPNサービスを利用してメルカリを出品する方法をわかりやすく解説しています。
- 原則、海外からメルカリの出品はできません。
- VPNを利用すれば海外からメルカリへ出品ができる仕組みについて解説。
- メルカリ出品でVPNサービスを利用するならマイIP
※2023年2月の段階ではExpressVPNだとログインできずブロックされます。代替案としてマイIPをご紹介しています。 - マイIPを使って海外からメルカリに出品する方法。
先日フィンランドへ渡航した際、現地からメルカリの出品ができず困りました。
物にもよりますが、メルカリって出品してもすぐに売れないものも多いじゃないですか。出品だけ先にしたい場合って結構あるんですよね。
色々方法を探していると、VPNサービスを利用すると海外からでも出品できるとの情報を発見。試しにフィンランドからVPNサービスを利用した方法で出品に挑戦してみると、問題なく出品できました。
設定自体は5分もあればできてしまうので、困っている方はぜひ試してみてください。
※追記:2023年2月の段階だと、当初利用していたExpressVPNはブロック対象となっており海外からログインすることができませんでした。別のVPNサービスを色々と試してみた結果、マイIP(日本のVPNサービス)というサービスであれば海外からでもメルカリにログイン・出品可能です。
【基本的に】メルカリは海外から出品できないシステム

原則、メルカリは規約上海外からの取引を禁止しています。そのためメルカリでは、基本的に海外から商品を出品できないような仕組みになっています。
購入者の立場で考えてみると、納得できるシステムかなと。例えば、以下のような場合が考えられます。
- 出品者が海外にいる場合、商品の出荷が遅れる。
- 出品者が海外にいる場合、出品者が出荷の確認をできない。
- 代理人に出荷してもらう場合、出品者が商品や梱包状態の確認ができない。
- 代理人は本当に信用できるのか?
など、購入者に対して、正確に商品が届けられる保証がないので禁止されています。とはいえさまざまな事情の方がいますよね。
- 短期の海外出張時や旅先で見つけたものをそのまま出品したい。
- 数日間の出張のため、出先で時間があるときに出品して商品の反応を見ておきたい。
などなど。そんな方へ、グレーゾーンではありますが海外から出品できる方法を解説していきます。
※メルカリでは、商品の発送は国内からを前提としています。海外から発送するとアカウント停止のリスクがあるので自己責任でお試し下さい。
【結論】: 海外からメルカリに商品を出品するためにはVPNが必要

そもそも冒頭からVPNサービスと連呼していますが、なかなか耳にしない言葉ですよね。
海外にいても、日本にいるように見せかけて日本のウェブサイトを利用できるようにするサービスのこと。
VPNは本来インターネット上に、仮想のプライベート線を引いて、自分の回線の安全を保護するものです。要はセキュリティやプライバシー保護の保護で基本的には使われています。
セキュリティ保護の性質上、VPNサービスを使うと自分の居場所を暗号化し特定できなくすることができます。そのため海外から日本のサイトを利用するときにも、日本にいるかのように日本の回線を利用することができるようになります。
※Virtual Private Network(バーチャルプライベートネットワーク)の略。
VPNサービスに備わっているセキュリティやプライバシー保護のための性質のひとつが、国をまたいだウェブサービスの利用に一役かっているわけですね。
図にすると以下のようなイメージです。

VPNサービスを使えば、海外からの利用はブロックしているメルカリのシステムも、日本にいるように見せかけて通過できるので、海外からもメルカリの出品ができるようになります。
またVPNサービスを利用すると、メルカリ以外の海外からの利用がブロックされている日本のサービスも使えるようになります。
たとえば、NetflixやU-NEXTなどの動画サブスクリプションなども日本の配信内容を視聴することができますよ。
VPNサービスの詳しい使い道は、VPN個人利用の必要性とはにて掘り下げて説明していますので、参考にどうぞ。
VPNって使っても大丈夫なの?

海外から日本のネットワークにアクセスするなんてなんか怪しい……
そう思ってしましがちですが、VPNの利用は日本では特に制限はなくセキュリティやプライバシー保護の目的で幅広く使われています。
例えば、無料Wi-Fiを使う際のセキュリティやプライバシーの保護、他にも社内ネットワークの管理に使われるなど用途はさまざま。
ただし、一部の情報管理に厳しい国(中国やイラクなど)ではVPNサービスの利用が制限されていたり違法となっている場合があるので、注意が必要です。詳しく知りたい方は、VPNは合法なのでしょうかをご覧ください。
要するにVPNサービスの利用は特に問題がなく、VPNを使えば海外からもメルカリへの出品が可能になります。
VPNサービスは無料で使える?
VPNサービスと言えど種類は多く、なかには無料のサービスも存在します。例えば、筑波大学が発表しているVPNGateは無料で開放されています。
しかし、無料とはいえデメリットにも目を向けておきましょう。
- 個人情報漏洩のリスクが高い
- ウイルス感染の可能性
- 通信が不安定
- 通信速度が遅い
- 検索情報等が記録される
- 設定が手間
無料とはいえ、なかなか手は出しにくいですよね……。メルカリはお金を扱うサービスですので、有料のVPNサービスを利用して安全に使用するのがいいのかなと。
有料VPNの料金比較
有名なVPNサービス3社の料金を比較してみました。月額利用で大体1,100円~1,400円。 (為替変動します)
VPNサービス料金比較 | 1ヶ月プラン | 6ヵ月プラン | 1年プラン | 2年プラン |
---|---|---|---|---|
ExpressVPN | 12.95ドル(約1,360円)/月 | 9.99ドル(約1,100円)/月 合計:約6,300円 | 6.67ドル(約700円)/月 ※+3ヶ月無料=15ヶ月 合計:約10,500円 | なし |
NordVPN | 1,507円/月 | なし | 627円/月 合計:7,524円 | 429円/月 合計:10,296円 |
マイIP | 1,100円/月 | なし | なし | なし |
利用期間を12ヶ月にすると月額1,000円を切るイメージです。
※3社とも短期旅行や短期出張などの範囲であれば、実質無料で使用できます。
- ExpressVPN:30日以内であれば、100%返金保証。
- NordVPN:30日以内であれば、100%返金保証。
- マイIP:最大2ヵ月の間無料で使用可能。
追記:ExpressVPNはいまだに業界ナンバー1のサービスですが、メルカリを海外から使うことはできなくなりました。ExpressVPNに変わる代替サービスを探したところ、マイIPが現在利用できます。(2023年2月)
マイIPは日本のサービスですので、完全日本語対応で使い始めることができます。
カンタンな手順は以下の通り。
- マイIPの公式サイトより購入をクリック
- マイIP:1,100円(ソフトイーサ版でもセカイVPNでもない)を選択
- 必要事項を記入の上購入手続き
- INTERLINK VPNコネクトマネージャーという専用の無料アプリをダウンロード(PCのみ)
アプリの設定方法はこちらを参考にどうぞ。 - 自分用に割り当てられたサーバーに接続
- メルカリにログイン
マイIPの使い方は【インターリンク】マイIPの使い方を丁寧に解説にて、図解もしていますので参考にどうぞ。
以上で海外からでもメルカリが利用可能です。
これより以下の内容は、当初紹介していたExpressVPNの設定が記載してあり、2021年12月までの内容となりますので、ご了承ください。2023年5月現在であれば上記マイIPの利用推奨です。
海外からメルカリを出品できない悩みは、ExpressVPNを使って即解決!※ExpressVPNは接続できなくなりました。

ExpressVPNを利用して、海外からメルカリを出品する手順はたったの3ステップです。
- 手順1ExpressVPNを購入する。
所要時間:2分
※30日間は全額返金されます。 - 手順2無料のアプリをダウンロードする。
所要時間:2分
- 手順3メルカリに接続
所要時間:30秒
あとはいつも通り出品するだけです。
一つずつ見ていきます。
手順①:ExpressVPNの購入
まずはExpressVPNを購入していきましょう。

ExpressVPNのサイト移動すると上記のような画面になります。まずは「ExpressVPNを購入する」をクリック。プランを選んでいきます。

30日以内の利用であれば、どのプランを選んでも問題ありません。すべてのプランに返金保証がついています。
ただ、先払い制なので、返ってくるとわかっていてもお金の支払いを抑えたい人は1ヶ月プランを選択しておきましょう。もし返金手続きを忘れたとしても約1,400円の出費で納まるのでダメージは少ないです。

下にスクロールするとメールアドレスの入力項目があるので、入力していきます。

更に下へとスクロールすると、支払い情報の入力画面が出てくるので、入力していきましょう。
支払い方法は以下の通りです。
- クレジットカード
- paypal
- ビットコイン
- Alipay等
オンライン決済のみで、現金でのお支払いはできません。
お支払い情報の入力が完了したら「すぐに購入」をクリック。
これで手順①は完了です。
※この次の画面でExpressVPNのパスコードが発行されますので、覚えやすいものに変更、またはオリジナルのまま大切に保管してください。

アクティベーションコードをコピーして、無料アプリをダウンロードしていきます。
手順②:無料アプリをダウンロードしてアプリを起動する
ExpressVPNは無料のアプリをダウンロードして、アプリ経由でVPNを利用します。ダウンロードさえすれば、むずかしい設定なしですぐに利用開始できます。
以下各デバイスごとの設定方法からアプリをダウンロードして、約3分で設定完了。
実際にアプリを起動すると、以下のような画面になります。

ロケーションを日本に設定して、接続をクリックするだけでVPNサービスへの接続は完了です。
ExpressVPNのアプリは特に詳細設定は必要なく、デフォルトでも問題なく利用できます。細かくカスタマイズしたい方は以下の記事を参考にしてください。
手順③:メルカリで出品してみる
VPNサービスへの接続が確認出来たら、あとは通常通りメルカリを開いて出品するだけです。日本にいる時と操作は全く変わりません。
日本のロケーションに接続できてさえいれば、問題なく出品できるようになります。
30日以内に返金手続きをしたい場合
もしサービスが気に入らない場合も、30日以内であれば全額返金されます。
詳しい返金手続きについては、ExpressVPNの解約と返金の手順を徹底解説【30日以内であれば返金されます】で解説しています。
まとめ:VPNを使えば、海外からメルカリが出品できない悩みは解消する

記事のポイントをまとめます。
- メルカリでは海外から商品を出品できないようブロックされている。
- 海外からメルカリに出品するためにはVPNサービスを利用して、ブロックを避ける必要がある。
- 一番信頼できるVPNサービスはExpressVPN。
※2023年5月現在は閲覧制限を解除できません。代替案としてはマイIPが利用可能です。
VPNサービスを利用すれば、海外からメルカリを利用することができるようになります。メルカリだけではなく、基本的に海外からは利用できない国内限定のサービスも使えるようになるので、VPNサービスはかなり重宝しますよ。
しかし、メルカリの出品に関してはグレーゾーンなので、自己責任で使用してくださいね。
海外から出品する際は、購入者に発送日はいつになるか伝えておく。
それと、できれば帰国後にご自身で発送されるのがベターです。
しがらみの多い世の中ですが、使えるものは使って少しでも便利な生活にしていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
お役に立てれば幸いです。
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