
Surfsharkを調べているとSurfshark Oneという製品もあって、違いがわからない。
Surfsharkのウイルス対策機能ってどうなの?
このような方へ。
Surfshark Antivirusは、Surfshark Oneというセキュリティパックに含まれるウイルス対策機能です。
SurfsharkはVPNサービス業界では有名ですが、近年裾野を広げ、セキュリティ全般の製品を提供しています。
私は、SurfsharkのVPNサービスを2年以上利用していますが、ウイルス対策機能については利用してこなかったので、今回はウイルス対策機能を利用したレビューを共有します。
Surfshark Antivirusでできること【Surfshark Oneに含まれる機能】

はじめにSurfshark Antivirusがカバーしている機能についてみていきます。
- マルウェアを検知し除去する
- 影響が出る前にリアルタイムでマルウェアを止める
- 広告やフィッシングサイトから守る
- ネット上での追跡から守る
- VPNの機能が使える(Surfshark VPNの機能)
- メールアドレスやパスワード、IDが漏れた場合に警告(Surfshark Aleartの機能)
- 広告やクッキー追跡のない検索が利用できる(Surfshark searchの機能)
ウイルス対策機能に必要な部分は最低限抑えているといった感じでしょうか。
ウイルス対策機能はSurfsharkVPNのアプリに含まれます。

なので、Surfshark Antivirusを利用の際は、まずVPNのアプリをダウンロードし、その中にあるウイルス対策機能を使っていくイメージです。
Surfshark Antivirusのメリットとデメリット:Surfshak Oneの必要性とは。

次に、Surfshark Antivirusのメリットとデメリットを見ていきます。
- 導入が簡単
- ほかのウイルス対策ソフトに対して軽い
- VPNの機能がセキュリティソフトよりも優れている
- VB 100の認証を受けている
- ファイアウォールと脆弱性スキャナーに関する機能がない
- スキャンに時間がかかる
- マルウェア除去の性能は低い
- ウイルス対策機能単体では購入不可
一つずつ見ていきます。
導入が簡単
Surfsharkのウイルス対策機能は、Surfshark VPNのアプリをダウンロード・インストールすれば、アプリ上で完了するので導入が簡単です。(Surfshark VPNのアプリ上でウイルス対策機能のインストールとダウンロードが別途必要。)
アプリが導入できたら、あとはSurfshark Antivirusの機能でスキャンするだけ。
サクッとウイルス対策ができるのが魅力。
以下、アプリからの利用手順



5分間と表示されていますが、実際は1分程度で完了しました。




30分ほどで初期スキャンは完了しました。
ソフトが軽い
機能が最低限ということもありますが、SurfsharkをVPNとして利用している場合、別のセキュリティソフトを入れる必要がないので、デバイスへの負荷が軽いです。
VPN機能の性能が高い
SurfsharkはもともとVPNサービスに特化した会社でした。
VPNサービスだけを見てみてもトップクラスに匹敵する実力と機能を提供しています。VPNサービスから派生したセキュリティ機能のため、ウイルス対策機能目的で購入した際のVPN性能が高い点がメリット。
一方、セキュリティ会社が提供するVPNサービスはVPN機能に特化していないため、お情け程程度で実用性は低いことが多いです。
例えばノートンセキュアVPNは、地域制限やファイアウォールを回避するVPNを中心として作られていないので、HuluやAmazonプライム、BBC iplayerなどのサービスにかかる地域制限は解除できません。
また、ノートンセキュアVPNの場合、VPN接続した際の速度も遅く、アメリカを拠点としているため、プライバシー面で不安が残ります。
VB 100の認証済み
Surfsharkは、Virus Bulletinというイギリスのセキュリティメディアが行っている最新のウイルスの脅威の分析において、VB100認証されています。
第三者からの評価を得ているので多少は安心ですが、McAfeeやノートンなど有名なセキュリティ会社はVB100の認証を利用しなくなっているので、VB100の評価が信用できるかどうかは疑問が残ります。
ファイアウォールと脆弱性スキャナーに関する機能はない
一般的なウイルス対策ソフトに含まれるファイアウォールと脆弱性スキャナーに関する機能はありません。
しかし、Surfsharkのウイルス対策機能はVPNのアプリ上で機能しているので、VPNを使っていれば、上記対策のほとんどはカバーできます。
スキャンに時間がかかる
他社と比べてスキャンに時間がかかるのもデメリットの一つ。
初回の全体スキャンは約30時間で完了し、2回目は10分。
他社は2回目からは約5分ほどで完了するようになるので、スキャンの性能は通常セキュリティソフトのほうが上かなと。
マルウェア除去の性能は低い
Pcmagの調査によると、サンプルを用いたテストで、ノートンは100%検知し除去したのに対し、Surfshark AVは全体の86%を検知、53%の除去にとどまったのこと。
全体の半分しか除去できないウイルス対策ソフトとなると、メインとして利用していくのはどうかなと思ってしまいます。
また、一度ファイルを除去してしまうと復元できなくなる点も要注意。
誤って重要なファイルを除去してしまった場合は、元に戻りません。
ウイルス対策機能だけでは買えない
Surfsharkのウイルス対策機能は、Surfshark ONEというSurfshark(VPN)のパックプランに含まれるため、個別では購入できません。
ウイルス対策機能だけ購入することはできませんが、パックで購入することでネット上でのセキュリティを総合的に対策できます。
ウイルス対策機能だけ見ると、最低限の機能しかありませんが、Surfshark ONEに含まれるVPN、プライベート検索エンジン、およびデータ侵害の監視と連携して動作するため、結果的に十分なセキュリティ対策が完成します。
レビューまとめ:Surfshark AntivirusはVPN機能の付属品としてとらえればカンタンで使いやすい。

今回はSurfshark Ativiursを実際に使ってみて感じたメリット・デメリットを調査しました。
Surfshark Ativiursはまだ始まったばかりのサービスのため、改良の余地はまだまだあるなという印象でした。
あくまでVPNサービスがメインのウイルス対策機能となるので、VPNを利用しつつ、セキュリティも必要最低限カバーできれば、というカジュアルな使い方がいいかもです。
メインのセキュリティソフトとして使うには、まだ不安が残ります。
≫Surfsharkのウイルス対策公式サイト
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