VPNの危険性を調査【安全に使うための方法を解説】

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VPNを使ってみたいんだけど、よくわからないから怖い。安全なものなのかな?
危険性があるのであればあらかじめ知りたい。

このような方へ。

VPNは、ネット上での「匿名性」や「セキュリティ」を高めるための手段として使われているものです。リモートワークの普及で耳にしたことがある人もいるかもしれません。

VPNは、基本的にネット上のプライバシーやセキュリティを保護するものなので利用推奨ですが、なかには危険性をもったVPNも存在しています。

本記事では

  • VPNにはどんな危険性があるのか
  • 有名無料VPN (VPN GateとVPNネコ)は安全なのか
  • VPNを安全に使うためにはどんなことに注意すればいいのか


といった観点でVPNの危険性について深堀しています。

ぜひVPNを使う際の参考にしてみてください。

VPNに危険性はあるのか?考えられるリスクとは?

VPNに危険性はあるのか?考えられるリスクとは?

VPNを使った通信は、やりとりをする相手との専用回線を設け、プライバシーやセキュリティを高めるために使われています。

しかし、セキュリティが高いといっても、悪質なVPNの利用には以下のようなリスクが潜んでいます。

  • ウイルス感染リスク
  • IPアドレスの流出リスク
  • 通信ログの流出リスク
  • 銀行口座などの重要個人情報流出リスク

一つずつ見ていきます。

ウイルス感染リスク

基本的にVPNは、接続した回線を暗号化するため外部からは通信内容に関与できなくなります。外部から覗くのが困難になるため、安全に情報のやり取りができるわけです。

例えば、NordVPNやExpressVPNなどの有名サービスは米軍採用の暗号規格を利用しており、情報が洩れる可能性は限りなく低いです。

しかし、サービスを提供する側の精査はしっかりとする必要があります。外部からは情報が見れないとえど悪質なVPNサービス提供者の場合、

  • 利用者を有害なサイトに誘導
  • サービス事態にウイルスを仕込む
  • 通信情報を外部へ売却

などの危険性が考えられます。

IPアドレスの流出リスク

VPNには「IPアドレスを暗号化し隠せる」というメリットがありますが、サービスによっては完全に守られていません。

匿名化・暗号化の技術やサービスごとに差があるので、使用するVPNサービスによってはIPアドレスが流出してしまうリスクがあります。

通信ログの流出リスク

VPN接続はVPNサービス提供元のサーバーを経由して通信を行うため、提供者が通信ログを見たり保管したりすることが可能です。

一般的なVPN業者では、通信ログがきちんと管理されている、もしくはログを一切とらないため問題ない(ノーログポリシーが厳格な場合)のですが、悪質なVPN業者を使ってしまった場合、意図的に通信ログが流出される危険性があります。

銀行口座などの重要個人情報の流出リスク

VPNのサービス自体が低品質であったり古かったりすると、ハッキングされてしまい、ログインした情報などが流出してしまう可能性があります。

実際、2020年8月中旬には、国内外の900社以上のVPN情報がダークウェブ上に流出していることが判明しました。こちらの事件は、アメリカのパルスセキュア社のVPN装置の脆弱性が問題でした。(参考:SerureOWL)

用語解説
  • IPアドレス・・・インターネットを使うための機械に当てられるネット上の住所のようなもの。
  • 通信ログ・・・インターネットに接続した際に、いつ・どのように通信を行なったかの情報が記録されているもの。

筑波大学のVPNGateの危険性とは?

筑波大学のVPNGateの危険性とは?

悪質なVPNには当たりたくないけど、とはいえVPNにお金をかけるのはなんだかなー。と思う方もいますよね。

そこで調べてみるとまず検索結果に出てくるのが、無料で利用可能な有名サービスVPN Gate

VPN Gateとは「国立筑波大学が学術研究のために行なっているプロジェクトのVPNサービス」です。

SoftEther VPNという無料ソフトをダウンロードして誰でも使うことができます。

仕組みとしては、自分自身のPCから世界中にある赤の他人のサーバーを中継し、見たいWebサイトにアクセスするというものです。サーバーの提供はボランティアによって行われているので、使用する際にお金はかかりません。

そこで「無料だけど国立大学が提供しているものだから安全だ!」と思われがちですが、実は完璧に安全とは言い切れないんですね。

というのも、筑波大学が行なっているのは、VPN Gateのプロジェクトやソフトウェア管理のみです。

VPN Gateの仕組み上、世界中の見知らぬ人のサーバーを経由するため、利用したサーバーに通信ログやIPアドレスが残ってしまいます。経由する全ての人が善意ある優しい人とは限らないため、どうしても情報の流出や悪用といったリスクがあります。

また無料で開放されているサービスなので、カスタマーサポートは無く、トラブルが発生した場合誰も助けてくれません。

以上のことから、重要なデータのやり取りなどには不向きですし、安定した通信も望めないため、動画の視聴やオンライン会議などにも向きません。

個人情報や社外秘のデータを扱う場合はもちろん、動画配信サービスを利用したい場合も有料でしっかりと安全が保障されたサービスの利用が安心です。

関連記事:【2023年比較】VPNのおすすめ4サービスを実際に購入してガチで比べてみました!

VPNの危険性を考慮した上で、安全に使うために注意すべきこと

VPNの危険性を考慮した上で、安全に使うために注意すべきこと

本記事では、VPNの危険性について触れてきましたが、出来るだけ安全にVPNを利用したい方向けに、VPNを安全に使うために注意するべきことを5つ紹介していきます。

VPNの利用を検討する際は、ぜひ参考にしてみてください。

<対策1>大手企業が提供する有料VPNを使う

VPN GateやVPNネコでも少し触れましたが、VPNを提供する全ての業者が安全というわけではなく、なかには悪意ある業者も存在しています。

そういった業者が提供するVPNサービスを避けるためには、有料VPNサービスの利用が有効な対策です。さらに、大手企業が提供しているものであれば、潤沢な資金と人材を活かして作られたサービスとなっており、セキュリティ面でも安心して使うことができるんですね。

「有料のVPNに危険性がない」とは言えませんが、無料サービスよりもはるかに安全ですよ。

また、有料のものであれば、通信速度が速かったり、通信量の制限にかかりにくかったり、サポートがしっかりとしていて安心といったメリットもあります。

安心して使える有料のVPNサービスについては、VPNのおすすめ4サービスを徹底比較にて解説していますが、なかでもNordVPNは最高品質のサービスと圧倒的な人気を誇ります。

≫NordVPNの公式サイト

<対策2>VPNサーバーの認証を強化する

先ほど、VPNにはサーバーがハッキングされる危険性があるとお伝えしました。

パスワード認証を強化すれば、サーバーがハッキングされたとしても情報が守られます。多要素認証(2段階認証など)を導入し、サーバーが乗っ取られても危険が及ばないように管理するのも1つの方法です。

<対策3>使用する端末にセキュリティソフトを導入する

VPNを使うことで安全性を高めることも大切なのですが、万が一流出してしまった時の対策として、使用する機械(スマホやパソコンなど)にセキュリティソフトを導入しておくことも大切です。

情報が流出してしまったことを知らせてくれる機能があるものなど、サービスによって機能が異なるので、利用目的にあったものを使ってみてください。

<対策4>セキュリティの脆弱性に関する情報を常に確認する

初めは安全だとされていたVPNサービスでも、後になって脆弱性が発見される場合もあります。

VPNサービスの脆弱性は、情報を追っていないと知ることができないので、常に最新情報を確認しておきましょう。

<対策5>無料のVPNを使う場合はデメリットを理解した上で使う

有料のVPNサービスを使うことをオススメしましたが、なかには使うことができないという方もいるでしょう。

どうしても無料版を使いたい場合、以下の3つのポイントに気をつけてください。

  • 提供先のことをよく調べる
  • セキュリティ対策は万全に
  • 個人情報と機密情報は入力しない

まず、むやみやたらに無料VPNサービスを利用するのではなく「どういった企業が運営しているのか」「どういった目的で無料なのか」など、きちんとした理由があって無料であるということを確認しておきましょう。

例:有料のサービスを提供しているが、そのお試しとして無料版を使える場合等

ProtonVPNは、強固なセキュリティを提供するProtonmailが提供する無料VPNサービスですので、比較的安心して利用可能です。ただし、無料版だと、使えるサーバーや通信量に制限があるので、動画視聴や通信量を必要とするサービスでは使えません。(参考:【セキュリティ重視】ProtonVPNの使い方を丁寧に解説【英語対応有り】

また、信頼できる有料のVPNサービスであればまず安心ですが、無料のサービスを利用するのであれば必ずセキュリティソフトを導入しておきましょう。

そして、悪意あるVPNサーバーでなくても、無料版の場合情報流出などの危険があるので、銀行口座やクレジットカード番号などは絶対に入力しないでください。

まとめ:VPNの危険性は提供しているサービスや使い方による

まとめ:VPNの危険性は提供しているサービスや使い方による

本記事では、VPNに関する危険性とその対策について説明していきました。

VPNサービス自体は優れた技術ですが、無料のものなどサービスによっては危険なものがあったり、使い方によっては情報が漏洩してしまう危険性があります。

基本的には、プライバシー保護やセキュリティ対策などネット上での安全性を高めるツールですので、危険性も理解した上で、ご自身でできる対策をしっかりとし、用途に合わせて有料と無料のものを分けて使用していくのがいいのかなと。

信頼感抜群の有料VPNサービス:NordVPN

VPNの危険性は提供しているサービスや使い方による:安心のVPNサービスはNordVPN
NordVPNの公式サイト

業界最速の通信速度を提供しており動画視聴にも最適。

強固なセキュリティを誇り、カスタマーサポートも充実。

私も2年程利用していますが、一番安定感があり安心して利用できています。

今回は以上です。
少しでもお役に立てれば幸いです。