TOEICのパート5ってどうやって対策すればいいの?
文法問題集が多すぎてどれを選べばいいのかわからない。
900点を越えた人はどの問題集を使っていたのかな?
このような悩みに答えます。
TOEICを受けていく中で、多くの方がぶつかる大きな問題。それは、パート7(長文読解)が最後まで解ききれないこと。私も長文読解にはかなり悩まされました。
そこで、試行錯誤の末たどり着く結論が、パート5(文法・語彙問題)対策ですよね。今TOEICテスト全体のことを考えて、パート5対策を考えている人は、確実にTOEIC対策の正しいレールの上にいます。断言しますが、文法・語彙問題をいかに迅速かつ正確に解き切るかが、TOEICリーディングパートの鍵です。
本記事では、TOEIC925点を取得するまでに実際に行ったパート5の傾向と対策と使用した文法問題集を3冊ご紹介します。
これだけやれば、パート5はほぼ満点を取ることができ、今とは違う1段レベルの上がった世界を見ることができますよ。
文法書のみ確認したい方は「目次」より「TOEICテストの文法問題集おすすめ3選」から移動できます。
それではパート5の傾向と対策から見ていきましょう。
TOEICパート5の傾向と対策:おすすめの文法問題集3選の理由が分かります。
まずTOEICリーディングパートの概要は以下の通り。
- PART5・・・短文穴埋め 30問→8~10分
- PART6・・・長文穴埋め 16問→10分
- PART7・・・長文問題 54問→55分以上
制限時間75分の100問構成
上記のように文法・語彙のパート5で全体の30%が構成されており、解答時間の目安は8分~10分程度です。
パート5(文法・語彙問題)の傾向
パート5の傾向としては以下の通りです。
語彙問題・・・約50%
文法問題・・・約50%
文法問題でよく出題される項目はこちら。
- 品詞
- 語法
- 代名詞
- 前置詞
- 接続詞
- 比較
- 副詞
- 助動詞
ここで大切なのことは、TOEICでは文法書に記載されているすべての文法が出題されるわけではないということ。上記の文法項目を重点的にトレーニングすれば、問題正答率と反射速度が飛躍的にアップします。
単語帳についてはこちらの記事にて詳しく解説しています。
パート5(文法・語彙問題)の対策
パート5に関しては、1問あたり15秒~20秒で回答するのが理想です。パート5全体ではできれば8分。最低でも10分で通過できるように集中して訓練する必要があります。
現状で10分以上時間をかけているようであれば、対策の必要性大です。逆に言えば、改善できれば点数は伸びます。
以上のことから、TOEICの文法問題書としてふさわしいのは以下の2点をカバーしているもの。
- TOEIC出題される範囲のみを徹底的にカバーしている。
- 時間配分の意識が身に付く。
この条件を満たしているのが、本記事で紹介している3冊です。
TOEICテストの文法問題集おすすめ3選
- 新TOEIC TEST文法特急
- 新TOEIC TEST文法特急2 急所アタック編
- 新TOEIC TEST 900点特急 パート5&6
一つずつ見ていきましょう。
おすすめ①:新TOEIC TEST文法特急
TOEICの文法問題に苦手意識がある人はまずはコレ。この1冊でパート5が解ける感覚とコツがわかるようになります。
特筆すべきは、一問一等形式で、各問題へのアプローチの仕方が反復練習によって瞬時にわかるようになっていく点。
TOEICに出題される文法問題には一定の型があり、一目見ただけでどのパターンの問題なのか、予測がつくかつかないかでは解答時間に大きな差が生まれます。その点、本書はTOEICに出る文法項目だけをピックアップしているので、一切無駄なくパート5の型を身につけることができます。
1問に使える時間も設定されているので、時間配分の意識も身に付きます。実際にTOEICテストを受けるまでは正直半信半疑でしたが、ひかえめに言って効果は絶大です。
私は本書に手をつけ始めてから、闇雲に勉強するのは時間のムダだということを痛感しました。まだ持っていない方は必携の1冊ですよ。
おすすめ②:新TOEIC TEST文法特急2 急所アタック編
「新TOEIC TEST文法特急」だけでは物足りない人向け。正直「新TOEIC TEST文法特急」1冊だけでは演習量が足りませんでした。
もっと解答精度を上げたい。頻出項目を重点的に練習したい。という方は「新TOEIC TEST文法特急2 急所アタック編」も取り組むべきです。
「新TOEIC TEST文法特急」ではパート5を解く感覚をと基礎を身につけ、本書では解答精度と正答できる幅を広げるイメージです。
本書では、パート5にて特に頻出の「品詞」「語法」「前置詞」に特化してトレーニングが可能なため、自信をもって解答できる問題が増えます。
私が本書をやりこんだ感想としては、取りこぼしの問題がかなり少なくなり、パート5が得点源に代わりました。本番でも確実に正解しているとわかる問題が増えてくるので、パート5を解いてて楽しくなります。
今パート5に苦手意識がある人は、チャンスです。なぜならパート5は読解問題に比べて暗記科目に近く成果が出やすいので、伸びしろしかありません。
本書では、レベル別に計130問収録。「新TOEIC TEST文法特急」と合わせると、248問あり、TOEICテスト約8回分です。これだけやれば、成果が出るのも当たり前。
私は2冊とも10周以上はやりこみました。TOEICテストで850点くらいまではこの2冊で十分対応可能です。
おすすめ③:新TOEIC TEST 900点特急 パート5&6
900点以上を目指す方は、「新TOEIC TEST 900点特急 パート5&6」までやりましょう。800点台まで到達すれば大満足だという人は、本書は必要ありません。
「新TOEIC TEST文法特急」「新TOEIC TEST文法特急2 急所アタック編」でTOEICに出題される文法問題への基礎対策はできているので、頻出ではないが出題される細かい部分を徹底的につぶしていきます。
1セット26問×5セットの計130問が収録。3冊合計で348問の練習をすることができます。TOEICテスト約11回分のボリュームですね。私は3冊とも10周以上は取り組んでいるので、TOEICテストのパート5は30回以上解いている計算です。
これだけ文法に特化してトレーニングすれば、パート5で正答率はもちろんの事、いかに時間を短縮できるかという感覚が嫌でも身に付きます。
TOEICで900点越えを目指す方には鬼に金棒の一冊。
まとめ:【TOEIC TEST】文法問題書のおすすめは3冊のみ。
記事のポイントをまとめます。
- パート5の目安解答時間は8分~10分
- 文法問題は全体の約50%
- おすすめ①:新TOEIC TEST文法特急
- おすすめ②:新TOEIC TEST文法特急2 急所アタック編
- おすすめ③:新TOEIC TEST 900点特急 パート5&6
事実、私がTOEICで450点~925点までに使用した文法書は、上記の3冊のみです。この3冊でTOEIC出題の文法範囲はカバーできますし、解答スピードも飛躍的に上がりました。
ただし、パート5では語彙力も約50%ほど出題されますので、語彙力に関しては別途単語帳を進めていく必要があります。
以上、TOEICの文法問題集のおすすめ3選でした。TOEICを頑張っている方のお役に立てれば幸いです。