- TOEICの単語帳って結局何がいいの?
- 900点を超える人はどんな単語帳を使っていたのかな?
- 語彙数と得点の相関関係を知りたい。
本記事では、私がTOEIC450点から925点になるまでに使用した4つの単語帳をご紹介します。
私はTOEICのスコアを450点→850点まで上げるのに約1年。そこから900点を超えるまでに約1年かけて925点を達成しました。
およそ2年で合計475点スコアアップに成功しています。
その間に使用した単語帳は4冊だけ。
4冊と聞くとハードルが上がってしまうかもしれませんが、いきなり4つ使い始めたのではありません。
都度のスコア状況に合わせて、足りない語彙を補うように1冊ずつ増やしていきました。
この記事にたどり着いた人はもう分かっていることかと思いますが、TOEICテストにおいてTOEICテストで使用される単語を対策することは超超超重要です。
なぜなら、単語がわからないとリスニングが聞き取れないし、読解の意味も理解できないから。
言い方を変えると、問題を解く土俵にも立てていないということになります。
TOEICテストにおいて、まず問題の意味を理解するためには語彙力の強化は必須の項目なのです。
それではそもそも、TOEICでは一回の試験で何語ほど使われているのでしょうか。
上記によるとTOEICテストでは毎回約1万語を越える単語が使われているようです。
TOEICテスト公式には、語彙数と取得スコアの相関関係は発表していませんが、目安としては以下の通りになります。
TOEICスコア | 語彙数との相関関係 |
---|---|
400点 | 3,500語~4,000語 |
500点 | 4,000語~5,000語 |
600点 | 5,000語~6,000語 |
700点 | 7,500語 |
800点 | 8,500語 |
900点 | 10,000語 |
またこちらも一つの目安ですが、TOEICの語彙数と点数はこのような数式で計算できます。
相関関係の表と計算式はあくまで目安ですが、私の使用していた単語帳とその時期を照らし合わせるとあながち間違いでもありませんでした。
ただ英単語を無機質に覚えていくのは苦痛なので、私は必要な語彙数を計算してモチベーションアップにつなげていました。
それでは以下にて、僕の使用していたTOEICテストの単語帳4冊を、語彙力とスコアの相関関係と共にご紹介していきます。
TOEIC単語帳おすすめ①:450→850まではDUO3.0で問題なし。
Duo3.0というと、高校受験をを思い出す方が多いかもしれません。
ネットで調べてみると、DUO3.0はTOEIC対策としては賛否両論です。事実、DUO3.0はTOEICテストに特化した単語帳ではありません。
しかし、TOEICの800点通過レベルまでは、正直英語の基礎ができていれば到達します。
厳しいようですが、現状TOEIC800点に到達していない人は、英語の基礎ができていない状態です。
DUO3.0は受験勉強で人気の単語帳ですので、基礎を固めるには最適。実際に私は、800点突破まではDUO3.0と公式問題集だけしか使っていません。
見出し語だけではなく、掲載されているすべての同意語・反対語・派生語まで覚えきれば、TOEIC800点を越えるまではDUO3.01冊で十分です。
Duo3.0の掲載単語は5025語。当時のスコアが450点でしたので、語彙力的には約3,000語あるかないか。
DUO3.0を使いこなし800点を越えた段階で、およそ8,000語弱の単語力を身に付けていました。
TOEIC単語帳おすすめ②と③:850→895まではキクタン800と金のフレーズ。
DUO3.0のおかげで基礎語彙力は固まっていたので、800点を超えてからようやくTOEICに特化した単語帳を利用し始めました。
DUO3.0は基礎固めにはとても良い単語帳ですが、900点越えを狙っていくとなるとTOEICテストに特化した対策が必要になります。
そこで「聞いて覚える英単語 キクタンTOEIC test Score 800」と「新TOEIC test 出る単特急 金のフレーズ」を導入しました。
キクタンは掲載語数1120語。
約半数は知っている単語でサクサクこなせました。
TOEIC対策本として大人気の金のフレーズ掲載語数は1319語。
さすがTOEIC特化の人気単語帳とあって、手ごたえを十分に感じました。
両単語帳を使ってみて、既出の単語も約半数ほどあったので、語彙力の伸びとしては約1,000語ほど。
2冊をやりこんだ時点で895点を3回連続で記録しました。
単語力としては、この段階でおよそ9,000語ほどに到達していました。
ほぼ900点ですが、最後のひと踏ん張りがききませんでした。
TOEIC単語帳おすすめ④:900点を超えるためのキクタン990!
初心者から上級者まで、汎用性の高い金のフレーズは引き続き利用し、新たに「聞いて覚える英単語 キクタン TOEIC test Score 990」を導入。
895点を3回も連続で取った段階で、決定的な語彙力不足を痛感していました。
現状の単語帳では、900点突破に対応できていないことが明らかだったので、満点を取るつもりでキクタンの最上位で語彙力の補強を試みました。
さすがにここまでくると、TOEICテストでの頻出単語は少なくなり、問題中の推測や手掛かりとして使える単語を増やし、900点をなんとか突破。
正直あまり見ることのない単語を覚えていくのは苦痛ですが、1つ上の壁を越えていくには必要な作業だと感じました。
キクタン990の掲載語数は1120。
この段階で約1万語を越えて、900点の壁も突破。
以上の経験から、TOEIC900点に必要な語彙力は、約1万語という数字は目安になると言えます。
まとめ:TOEICテストの単語帳は、おすすめの4つがあれば十分です。
記事のポイントをまとめます。
- TOEICの点数と語彙数の相関関係は目安になる。
- TOEIC450点→850点までの単語帳は「Duo3.0」
- TOEIC850点→895点までの単語帳は「キクタン800」と「金のフレーズ」
- TOEIC900点を超えるには「キクタン990」
本記事で紹介した、語彙数と得点の相関関係は公式ではありませんが、TOEICテストを攻略していくうえでおおよその目安にはなります。
目安語彙数を意識しながら単語帳の勉強をするのは、経験上モチベーション維持に効果大ですよ。
ちなみに私は、以下のサイトで定期的に語彙力の推移を確認しながら勉強を進めていました。
→Test Your Vocabraly
単語の勉強は英語学習の一部にすぎず、一朝一夕には行きませんが、少しでもTOEIC学習者の方の参考になれば幸いです。