フィンランド人の生活で欠かせないものの一つ、サマーコテージ。
1ヵ月に渡る長い長い夏休みをサマーコテージで家族とのんびりと。
ただただ何もせず自然の中で休暇を過ごすのは、フィンランド人の代表的な夏の過ごし方の一つです。
そんな「サマーコテージでの生活を経験をしてみたい」とかねてから熱望していました。
私がフィンランドへ来るのは今回が3度目。
初めては夏に1週間。
2回目が冬に2ヵ月。
フィンランドの夏をちゃんと経験するのは今回が初めてです。
ありがたいことにフィンランド人の彼女のおかげで、念願のサマーコテージでの生活が実現しました。
本記事では、実際に1週間サマーコテージを借りてみた感想を赤裸々にご紹介していきます。
場所:Haapamäki(ハーパマキ)
ユバスクラから車で1時間かけて北上。
首都ヘルシンキからだと車で4時間程かかります。
費用:440ユーロ(日本円で約55,000円程)
コテージを丸々借りたので、1人約27,500円
1日換算だと約4,000円なので、かなりお手頃に借りることができました。
フィンランドのサマーコテージ初日の流れ。
![フィンランドのサマーコテージ初日の流れ。](https://montblues.com/wp-content/uploads/2020/08/9.jpg)
コテージに到着すると、まずチェックインの方法がわからない。
英語が通じないようなので、彼女に電話で対応してもらいます。
私はフィンランド語ができません。汗
サマーコテージの場所を指定され行ってみるとカギは玄関に刺さっていました。
海外クオリティですね。笑
![フィンランドのサマーコテージ。湖がすぐそこ。](https://montblues.com/wp-content/uploads/2020/08/11.jpg)
到着した場所は湖まで歩いて10歩。
一面に広がる湖を横にメインコテージとサブコテージ、さらにボートが用意されていました。
![フィンランドのサマーコテージ。湖のベンチ](https://montblues.com/wp-content/uploads/2020/08/10.jpg)
完全プライベートで、360度人はいません。
聞こえてくる音は、鳥の鳴き声や魚が跳ねる音、木がサラサラと風に揺られている音だけ。
贅沢すぎてしばらく興奮が冷めませんでした。
少し遅れてオーナーさんが登場。
コテージの使い方と、詳細もろもろ説明して、自分の農園で育てているラズベリーをいただきました。
新鮮でとてもおいしかったです。
食料は1週間分まとめて買いだめ。
コテージから車で5分ほどのところにスーパーがあったので便利です。
帰ってきてさっそくサウナへ。
サウナはメインコテージの中にありました。
![フィンランドのサマーコテージ。サウナ。](https://montblues.com/wp-content/uploads/2020/08/2-1.jpg)
暖炉へ水を入れ薪をくべて、火をおこし、1時間程待ちます。
室内の温度が60度になったら準備OK。
念願のフィンランドサウナ。
最高でしかなかったですね。
ひとしきり汗をかいて、そのまま湖に飛び込む。
帰ってきてまた汗をかく。
至福のひと時でした。
体を流して、バルコニーで風にあたりながらビールを飲む。贅沢ですねー。
![フィンランドのサマーコテージ。サウナ後のビール。](https://montblues.com/wp-content/uploads/2020/08/4-1.jpg)
贅沢しすぎて少しバチがあたったのでしょうか。
体中がチクチクとかゆくなってきました。
調べてみると、8月の中旬はフィンランドでは夏の終わりのこの時期に湖で泳ぐと、体がかゆくなることがあるそうです。
私たちはそこまでひどくはありませんでしたが、赤いポツポツが出てきたりすることもあるそう。
対処法としては、湖で泳いだ後はしっかりと体を洗う。
そして乾いたタオルで体をこするとわりとと大丈夫でした。
ひと騒動終えた後は、フィンランドの長い夕方を桟橋でじっくりと楽しみました。
フィンランドのサマーコテージでのルーティン
![フィンランドのサマーコテージでのルーティン](https://montblues.com/wp-content/uploads/2020/08/6.jpg)
朝は6時~7時に起床。
朝早い時間帯は湖にかかる霧を見ることができます。
コーヒーと朝食。
まだ外は寒いので、9時ごろまでは家の中で過ごします。
午前中は外のデッキや桟橋で本を読んだり、モーニングページ(ジュリア・キャメロン氏提唱のライティング法)をしたり。
![フィンランドのサマーコテージでのルーティン2](https://montblues.com/wp-content/uploads/2020/08/12.jpg)
昼からも特にやることはないので、ただボーっとしたり、サブコテージでゆっくりしたり、ハンモックをつるして本を読んだり。
夕方になると、夕食の準備をしたり、サウナを用意したり。
夕食後にサウナ→泳ぐ×2。
※泳いだ後のかゆみは、しっかりと流せば気になりませんでした。
そしてビール。
こんな感じの1週間でした。
最高かよ。
実験的に、1日インターネットなし生活・1日情報遮断生活などもやってみました。
実験の感想はまた別の記事にでもまとめておきます。
フィンランドのサマーコテージ生活の感想
![フィンランドのサマーコテージ生活の感想](https://montblues.com/wp-content/uploads/2020/08/1-2.jpg)
フィンランドでのサマーコテージ生活では、湖に限りなく近いロケーションが最高なのはもちろんですが、ひたすら自分自身と向き合えるとても貴重な時間となりました。
こりゃ虜になるわ、と実感。
家族にも体験させてあげたいし、自分に子供ができたら、こんな自然の中で思いっきり遊ばせてあげたいなと強く思いました。
コテージについていたもの
- 電気:問題なし
- インターネット:電波あり
- WiFi:なし
- 食器等の台所用品:あり
※水は水道水のものがそのまま飲めます。 - 冷蔵庫:あり
- オーブン:あり
- 電子レンジ:あり
- トイレ:水洗
- ベッド:2つのコテージを合わせて3つ(6人くらいでのシェアまで可能です)
- 洗濯機:なし
- サウナ:あり
- お風呂:なし
サウナを毎日使っていたので全く気にならなかったのですが、そういえばお風呂場がありませんでした。
そのため、サウナで水を温めて、水とお湯でいい感じに温水を作って浴びる、というサバイバルスタイルでの生活になります。
フィンランドのサマーコテージではわりと普通なことらしいですが、きれい好きな方はちょっと気になるかもしれませんね。
コテージに持って行った方がいいものや注意点
- シーツ
- バスタオル
- シャンプーやリンス
この辺りは持って行った方がいいかなと。
イメージとしては、宿に泊まる感じではなく、airbnbで場所を借りる感じです。
スタッフがお世話してくれる場所ではないのでご注意を。
出発する際には、すべて掃除をしてからチェックアウトしました。
チェックインした時の状態に戻すのがここのルールです。
来たときよりも美しくの精神です。
日本の合宿場みたいな感じですね。
そのほかの注意点としては以下の通り。
- 8月の終わりに湖で泳ぐときはかゆくならないか要チェック。
- 日中は20~22度あたりの心地よい気温ですが、空気は冷たいです。
※カーディガンやセーターがあると安心ですよ。 - オーナーさんは英語が話せなかったので、フィンランド語が少し話せると安心です。
今回お世話になったコテージはairbnbなどには登録していないそうなので、ホームページからの直接予約のみの対応になります。
ホームページ:Rantamoijasen tila
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1日~2日ほどで返信いたします。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。