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ネット上のプライバシーが最近気になる。
インターネットを使う生活が当たり前になりすぎているけど、ネット上でプライバシーって守られてるの?自分が検索した内容って絶対に他人から見られていない?
このような方へ。
インターネットのない生活なんて正直考えられない現代では、ネット上のプライバシー保護にも気を配らないと危険です。
現実世界ではプライバシーに気を使うけど、ネット上では無頓着。そんな時代ではもうないんですね。
インターネット回線プロバイダー(ISP)や国、そしてWeb広告業者。
これら全てが、インターネット上のプライバシーや個人のデータに魔の手を伸ばしているといっても過言ではありません。
プライベートな閲覧履歴などのデータは、第三者や国家が見ていいものではありませんよね。
本記事では、インターネット上のプライバシーを保護するための7つの方法をご紹介します。
インターネット上のプライバシーを保護する7つの方法を紹介

ネット上でプライバシーを保護するために大切なのは匿名性を持つ、ということ。
実際、自分が閲覧したページの記録をプロバイダや第三者から保護することは可能ですが、インターネット上で完全に匿名になることはできません。
以下の7つの方法を使って、インターネット上のプライバシーを少しでも高めていただければと思います。
- VPNを利用する
- Torを使ってプライバシーを保護する
- HTTPSのみを利用する
- 暗号化されたメールサービスを利用する
- DNS の設定を変更する
- シークレットモードを信用しすぎない
- アドブロックを利用する
VPN(仮想プライベートネットワーク)の利用
VPN(仮想プライベートネットワーク)とは、閲覧履歴やアクセスログを保護するためのプライバシーツールです。VPNは、Torが個々のボランティアで運営されているのに比べ、企業が運営するサーバーを介してデータにアクセスするプライベートネットワークなので、接続スピードと安定性の両方に優れています。
VPNは、今利用しているブラウザだけではなく、包括的なプライバシーの保護が可能です。つまり、検索エンジンのデータをプロバイダーから隠すだけではなく、そのデバイスで使用するすべてのアプリのプライバシーが保護されます。また、VPNでは、実際のIPアドレスが何重にも暗号化されて保護されるため、ノードの脆弱性もありません。
現状VPNサービスは、有料・無料を含めて多くのサービスがあふれており、せっかくならお金をかけずに無料のVPNを使ってみたいと思うかもしれませんが、全てのサービスが安心安全ではないので、無料のVPNはセキュリティの面で不安が残ります。
VPNサービス選びで失敗しないポイントの一つとしては”No logs(ノーログ)” と表示されたものを選ぶと比較的安心です。

“No logs”表示のあるVPNサービスは、アクセスログや閲覧履歴を一切記録しないと保証しているので、個人情報が第三者にもれる心配がありません。
ただ、ノーログと表示するだけならどの会社でもできるので、NordVPNやSurfsharkなど外部の第三者機関による監査を受けているサービスだとより確実です。
VPNサービスについては、【2023年比較】VPNのおすすめ4サービスを実際に購入してガチで比べてみました!にて詳しく解説しているので、参考にどうぞ。
Torを使ってプライバシーを保護する

Tor(トーア)ブラウザ?なにそれ?
Torブラウザというのは、WEB上のアクセス履歴を隠したい、プライバシーをどうしても守りたい人のための無料ツールでして、ダークウェブへアクセスできるブラウザとして有名です。一般的なブラウザだとChromeやFirefoxなどのブラウザが広く使われていますね。
Torは非営利団体であるTor ProjectがFirefoxをベースとして開発しており、プライバシー保護と匿名性を重視したブラウザとして知られています。Torの公式サイト
Torは世界中のボランティアのコンピュータで作られたネットワーク使い、ユーザーのアクセスログを保護にしてくれるツールなんです。また、TorはchromeやFirefox同様無料で利用可能です。
しかし、匿名性の高いTorブラウザにも欠点はあります。
まずは、Torを使用している人のデータをトラッキングするのは難しいけど、不可能ではない点。
HTTPS(暗号化した状態で行うデータを保護する通信の方法)をサポートしていないWebサイトには「ノードの脆弱性」があり、HTTPSをサポートしていないWebサイトでIPを読み取ればいくらTorツールを使っていたとしてもプライバシーは丸見えになってしまうのです。
また、Torでのインターネット接続は遅いため、Torrentなどに代表される大容量ダウンロードには不向きです。複数のネットワークに接続することで確かにプライバシーは保護されやすく匿名に近づきますが、一方でかなり不便な速度になってしまうのです。
Torブラウザを利用しつつよりプライバシーを強化したい方は、暗号化面とセキュリティ面をカバーしたVPNを併用すると、より強固にプライバシー対策が可能ですよ。
ブラウザではHTTPSのみを使用する
現状Googleが各WebサービスのURLをSSL化することを推奨しているので、多くのサイトがHTTPSと表示されています。実際にサイトのURLを確認してみると、HTTPSから始まっている場合がほとんどだと思います。(ごくまれに対応していないサイトもまだ存在しますが)
- HTTP(Hypertext Transfer Protocol)/コンピュータがインターネットに接続するための言語。
- SSL (Secure Sockets Layer) / TLS (Transport Layer Security) – HTTPSの “S “は、最近のウェブサーバに搭載されているセキュリティプロトコルで、接続を暗号化する。
閲覧しているブラウザの、左上の部分に鍵のアイコンが表示されていると思いますが、これがSSL証明書を反映したアイコンです。インターネット上のプライバシーをプロバイダーから保護したい人は、まずこのSSL証明書のアイコンを普段から意識しておくといいですよ。
ただ、GoogleでHTTPS保護されたWebサイトを利用している場合でも、SSL証明書の有無にかかわらず、インターネット上のデータは収集されます。HTTPSはWeb検索履歴をプロバイダから保護しますが、GoogleやFacebookのようなWebブラウザを利用している場合プライバシーは保護されないので注意が必要です。
ブラウザでのプライバシーが気になる方は、Torやオンライン上でのプライバシー保護の理念に則ったBraveなどを利用して見るのも一つの手でしょう。
暗号化されたメールサービスを使う
セキュリティに特化したメールサービスを利用して、相手からのアクセスログを保護することもインターネットセキュリティ対策のひとつです。
しかし、多くの情報をEメールで共有している場合、保護されていないことも多く、より強固にメールを保護したい場合には、暗号化に特化したEメールサービスを利用する必要があります。
Eメール暗号化プロバイダーは、電子メールが送信者から受信者に届くまでを暗号化し、セキュリティ強化します。CipherCraft/MailやProtonmailなど暗号化されたメールサービスを利用することで、データを盗み見ようとした人がEメールを傍受したとしてもプライバシーが守られます。
以上のように、メール暗号化に特化したサービスは、メールの盗み見を防ぐことには長けています。
しかし、閲覧履歴のプライバシーまでは保護できません。個人的なインターネット上の履歴を盗み見されないようにするには、別途対策が必要になります。
DNSの設定を変更する
ドメイン・ネーム・システム(DNS)は、インターネット上で利用者を識別するために使われます。
DNSは、”インターネット上の電話帳 “みたいなもの
ただ、誰かを探すために電話帳をめくるのではなく、オペレーターに「○○につないでください」と頼むようなイメージですね。そしてオペレーターは電話を受けた人に誰からの電話なのかを教えるのがDNSリクエストです。
問題は、ほとんどのDNSリクエストでプライバシーが保護されていないことです。ISP(インターネットプロバイダ)やその他のデータを収集しようとしている業者や機関は、DNSリクエストのデータを閲覧することが可能なのです。
自宅で契約しているインターネットプロバイダーは、個人がどのようなサイトを利用しているかを見れちゃうんですよね。普段は意識しないですが、冷静に考えるとすごく怖いです。
DNSリクエストはどのようなサイトを利用しているかというデータで、個人の閲覧履歴を見れば利用者の好みがわかってしまいます。
とはいえ、DNSの設定を変更し、DNS漏れを防ぐことも可能です。(参考:MacでDNS設定を変更する・Windowsはこちら(英語ですが)
注:DNS設定の変更は、インターネットブラウザのトラッキング機能にのみ適用されます。アプリやソフトウェアなど、データを送受信する他の方法には効果がありません。
「シークレットモード」に頼らない
多くのインターネットブラウザには、”Incognito”(シークレット)と呼ばれるプライベートモードを使用するオプションがあります。

Google chromeなら「シークレットウィンドウ」Edgeなら「InPrivateモード」などですね。
クッキーや履歴などのデータを削除したい場合にシークレットモードを使うのは最適です。しかし、自分の職場や検索エンジン、その他のWebページからプライバシーを保護することはできません。
インターネットサーバ側のデータには、その情報にアクセスした人のIPアドレスなどが残ってしまいます。つまり、シークレットモードは、トラッキング広告を回避するには有効ですが、インターネットのアクセスログや閲覧履歴などのプライバシーを保護したい場合にはあまり適していません。
アドブロックを利用する
アドブロックとは広告ブロック機能のことです。
ニュースサイトで記事を読んだり、ブログで調べものをしたりするときに文中やサイドバーなどに表示される広告をアドブロックを利用すれば簡単に非表示化できます。
特にスマホでネットを利用しているときは、画面の大部分を広告が占領してしまうこともあり、わずらわしい思いをしている方が多いのかなと思います。
ネット広告は過去の検索履歴を参考に、利用者が興味のあるものを表示する仕組みになっているので、普段何気なく目にしている広告もプライバシーの漏洩が影響しているんですね。
まずは広告を非表示にしていくことも、インターネット上のプライバシー保護への大きな1歩なのかなと。
NordVPNやSurfsharkなどのVPNサービスには、アドブロック機能も搭載されていますので、VPNの導入とともに試してみるとイメージが湧きやすいですよ。
参考:Surfsharkの広告ブロック機能を検証
まとめ:インターネット上でのプライバシー保護は一つずつ試してみよう

今回はインターネット上のプライバシーを保護する方法を7つ紹介しましたが、一度に全てを対策する必要はありません。
ブラウザを変えてみたり、VPNサービスを利用してみたりと、インターネット上のプライバシーを保護するためにやれることは沢山ありますが、保護したい情報に焦点を当てて出来る範囲で少しずつ意識してみることが大切なのかなと。
私はブラウザをBraveに変えたり、普段からネットを使う際にVPNに接続するといったところから対策を始めています。
プライバシー保護に最適なVPNサービス:NordVPN
VPNサービスのランキングは 【2023年比較】VPNのおすすめ4サービスを実際に購入してガチで比べてみました! にて解説していますので、参考にどうぞ。
今回は以上です。
インターネット上のプライバシー保護対策の参考になれば幸いです。
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